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御在所岳遠征

10/12『前尾根』

 06:45 登山口
 07:15 藤内小屋
 08:05 前尾根取付き(先行1組あり)
 08:35 登攀開始
 15:30 登攀終了
 17:00 駐車場着
 17:30 キャンプ場着





 今回メンバーのたけは2度、ふくいちは1度訪れたことがあるとのこと。その際も前尾根を登っているとのことだが、筆者を含めた初見の二人のために初日は前尾根を選定してくれた。登山口から前尾根取付きまでは休憩含め1時間 40 分。藤内小屋から一般登山道の途中、藤内壁への分岐地点に看板がありそこから沢を5分ほど上がると、テスト岩と呼ばれている岩があり、そのすぐ右上が前尾根の取付き。
 今回4人で訪れているため 2-2 に分かれ登攀する。先行パーティーがいるため、ゆっくりと準備を済ませてからスタート。初見の二人は基本フォロー。前尾根はアイゼントレのルートとしても使われているらしく所々で爪痕があり、そこをホールドとして使いわないと難しいパートもあった。ルート全体としてはさほど難しくはないが、ボルトやハーケンが少ないため、そういった面では難しく感じることもあるだろう。やはり初見のルートは緊張するが楽しい。最終ピッチのやぐらをリードさせてもらったが、上部の核心部分は身長とリーチにより問題なくクリア、他もしっかりとしたガバがあり楽しむことができた。
 ちなみに前尾根からの下山路は最終ピッチのヤグラから 5m 程戻り左へ降りていくが、急坂を降りるため注意が必要。途中、沢を渡り一般登山道で下山した。下山中、上空でヘリが何かを探しており救助でもするのかなぁと話してたら、やはり滑落事故が一般登山道であったとのことだった。また、マイナスの滝付近でクライマーが滑落し翌朝に救助されたとの話しも聞いた。

10/13『中尾根』

 07:30 キャンプ場発
 09:30 1ピッチ目終了点
 10:00 取付き(終了点より懸垂)
 10:05 登攀開始(P4)
 10:40 2ピッチ目開始
 11:15 3ピッチ目開始(P3)
 12:00 4ピッチ目取付き(P2)
 13:00 撤退
 13:30 1ルンゼ下降にて下山



 中日の2日目は大黒尾根組と中尾根組に分かれた。前日、前尾根から見た中尾根は難しそうの一言。トポを見ても登れるか不安だったため P4、P3 だけ登れれば充分との見解で向かった。取付きへは一の壁基部を右へトラバースしつつあがって行くとモンキーフェイス終了点に到着。そのまま左へ回り込んで行くと P4 の1ピッチ目終了点に到着した。ここから取付きには懸垂で降りたが、別パーティーがそのままトラバースして来れたと言うが、そのルートは全然わからなかった。
 昨日と同様に本日もリードお願いした。このルートに行きたいと言っていたのはふくいちのため、全リードお願いすることに後ろめたさはゼロ。

P4 1ピッチ目 クラックからのフェイス
  2ピッチ目(10m くらい?)チムニーとフェイスでザックあると邪魔。
P3 ワイドパードもあるが、基本はチムニー。その後 P2 へは一旦歩いて降りる。

 P3 まで時間はかかったが順調に進んだ。P2 取付きに到着しルートを確認すると、エイド、カムエイド、トラバースの3ルートありどれも難しそうだった。行けるかどうか話したが二人とも不安が拭いきれないため登るのをやめ、撤退することにした。後続パーティーに譲り登っているのを見ていたが「怖い!」と口にしていたため不安が残る自分たちは撤退判断で間違っていなかったのだと思うことにした。
 下山は P3 と P2 の間、左へ降りていくと一回でアプローチ道に着いた。ここが1ルンゼらしく、冬期はここでアイスクライミングができるのだろう。機会があれば訪れたい。

10/14『一の壁』

 最終日は一の壁へ。三連休最終日のため他パーティーも早めに切り上げられる一の壁に集中したようで 15 人程が集まった。比較的早めに取付きに着いたため、待たされることはなかったが、皆同じようルートを望んでいたので後ろには待ちができていた。
 登攀したルートは1ルート、2ルート、3ルートそれぞれⅣ、Ⅳ、Ⅳ+。どのルートも約 30m~40m ありロアダウン及びトップロープは持参したロープの長さでは厳しい。そのためなのか、どの終了点にはリングや残置カラビナなどは無く、終了点から左へトラバースしてから歩いて取付きへ降りることを余儀なくされる。私は一の壁用にきつめのクライミングシューズを持参したためそのシューズを履いたままの1本目は下山をしたが、足が痛くて2本目からはアプローチシューズを腰に下げたまま登った。まぁ、登ったグレードを考えれば前日まで履いていた TC プロで十分だった。。。

『おまけ』

 今回、ふもとのキャンプ場を予約して2泊した。フリー&イージーとか言うオシャなキャンプ場。周りはオシャキャンパーさんが多数。山岳テントで寝泊まりしているのは我々だけ(笑)。オシャキャン場なので当然トイレもシャワーも完備なんで高そうですが、1泊あたりで考えると赤岳鉱泉よりも安い(というか鉱泉が高い。。。)ただ、上を見上げると高速道路。。。当たり前なんだけど、ずーーーっと車が走ってる。なのでうるさい。。。次行くときは別のキャンプ場を予約しよ。

[メンバー] たけ(L)、しんご、ふくいち、miyuki
[山行日] 2024.10.12(土) – 10.14(月)

written by:しんご
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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