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モミソ沢・アイゼン岩トレ

2/12(日)、モミソ沢でのアイゼン・アックス岩トレに参加してきました。
積雪期バリエーションを目指す上で欠かせないアイゼン・アックス岩トレ。
懸垂岩やモミソ沢の名前は聞いたことがありましたが、実際に行くのは初めてだったのでとても楽しみにしていました。

当日は7:30渋沢駅集合。
車で新茅山荘まで入れるのにわざわざバスで大倉まで行って、林道を1時間以上歩くのは、もしかして体力トレーニングの一環?と思い、自宅から渋沢駅まで電車で行きました。集合後、恐る恐るしんめいさんに「これも体力トレーニングの一環ですか?」と聞くと、「もちろんです!」とのお返事(車で行かなくて良かった・・・)。

新茅山荘先から沢に降り、モミソ沢出会の懸垂岩で早速アイゼン・アックス岩トレ開始。


しんめいさんがトップロープを張ってくださり、mimiさんのビレイで一番手で登らせていただくが、コツを忘れてしまい、なかなか登れない・・・広沢寺は岩に穴が空いていて、カンニングできて良かったな〜、なんて腑抜けたことを考えるも、何本か登っているうちに登り方を思い出してきました。

軽めの昼食後、11:50にモミソ沢に入渓。


今回は積雪期バリエーションのための岩トレなので、雪山用グローブ、アイゼンを付け、本番で使用予定のザックを背負っての遡行となりました。通常のこの時期よりは水量が多いとのことで、滝は基本高巻きながら登っていきましたが、グローブのせいで手が当てにできないのが怖い・・・腰が引けてなかなか一歩が踏み出せない私をよそに、mimiさんは「楽し〜!!!」とどんどん登っていく。すごいな〜、いつか私もこれを楽しいと思える日が来るのだろうか・・・?と思いながらがんばって登る。

580m付近で本流が右に曲がっている箇所があり、その後4段12mの棚が出現。最後の棚は濡れている上、カチホールドばかりで全く登れる気がしなかったが、しんめいさんがリードで登り、ロープを出してくださった。ザックを下ろし、グローブを外し、空身で登ってなんとかクリア。その後ザックを引き上げてもらったが、mimiさんは「ザックが擦れてかわいそう・・・」とザックを担いで登っていました(驚)


その後もトイ状6x4m涸棚やら、チョックストーンやら、倒木やら、さまざまな敵が現れたががんばってクリア。



沢登りって大変だな〜、デート沢(?)とかいうところに行ってみたいな〜、と思いつつ歩みを進め、ついにラスボスの12m大棚に。


ここもしんめいさんがリードしてロープを出してくださった。


が、下から見ていると割合登りやすそうに見えたのが、実際に登ってみると上に行けば行くほどホールドがなく、左側から右側にトラバースした時点で、詰んだ(笑)
・・・と言ってもここで止める訳にはいかないので、「ちょい待って待って」とか言いながら足場を探し、最後は腕力で身体を上げて登り切りました。
ロープがないと絶対ムリ〜

その後はモミソ沢ソグラ沢中間尾根に取り付き、林業の人の付けたピンクテープをたどりながら下山。
アイゼンを付けたまま降りたので滑りはしなかったが、前爪を木の根っこに引っかけそうになり、思いのほか時間がかかってしまった。15時半過ぎにソグラ沢出会に到着。装備を解除し、林道を歩いて大倉に帰還。


しんめいさんはビールで、mimiさんはハイボールで、私はソフトクリームで打ち上げ。

初めてのモミソ沢。
初めてのちゃんとした山でのアイゼン・アックス岩トレ。
余裕がなくてmimiさんのように純粋に楽しむことはできなかったけれど、秋以降何回か行っていた広沢寺でのアイゼントレの経験や、アイスクライミング体験、岩場で身に付けた身体の動かし方など、頭と身体、自分のスキルセット全てを使って沢を遡行するのはとても充実感があった。
今度モミソ沢に来る機会があったら、その時は自分の上達を実感できるようになっていたいです。

[メンバー] しんめい(L)、mimi、けい
[山行日] 2023.2.12(日)

written by:けい
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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