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入会について

中央アルプス縦走

相模アルパインに今年7月から入会した koji です。
クライミング技術を習得したくて入会し、現在はジムでの練習を中心に活動していますが、せっかくの夏なので山を思いっきり満喫したいということで中央アルプスの縦走へ1泊2日で出掛けてきました。

ルートは桂小場から入山し、木曽駒ヶ岳―空木岳と縦走し、池山尾根から駒ヶ根へ下山することに。木曽駒ヶ岳にはいつもロープウェイを使って登っていましたが、このクラシックルートもよく整備されており歩きやすい登山道でした。
茶臼岳―将棊頭山の稜線に出ると、御嶽山、そして木曽駒ヶ岳の姿が見てきます。将棊頭山のピークに着くと左手には南アルプス、右手には御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、そして正面には木曽駒ヶ岳へ続く稜線が見えます。

[将棊頭山山頂からの眺め、
将棊頭山から木曽駒ヶ岳へ続く稜線、左手には南アルプス]

将棊頭山でお会いした方から西駒山荘でまだコマクサが咲いていると聞き、寄り道してから木曽駒ヶ岳を目指します。

[コマクサとチングルマ]

雲ひとつないピーカンの青空の下、人の少ない美しい稜線を歩き木曽駒ヶ岳山頂に到着。山頂はたくさんの人で賑わっておりました。

[左から伊那前岳、宝剣岳、中岳、木曽駒ヶ岳]

木曽駒ヶ岳頂上山荘のテント場に今夜の宿を設営した後は伊那前岳にピストンで。千畳敷カールと翌日歩く宝剣岳から空木岳へと続く稜線そして駒ヶ根へ続く池山尾根が見渡せます。こうやって眺めてみるとやはり遠い。

[伊那前岳からの眺め、
一番右が宝剣岳そこから左側に続く稜線の一番奥が空木岳、
そこから左に池山尾根が伸びる]

テントに戻り夕飯を食べた後に夕日を見に木曽駒ヶ岳山頂へ。御嶽山に沈む美しい夕陽を見ることができました。夜には空一面に広がる星と天の河も見られました。

[御嶽山に沈む夕陽]

翌日、テントを撤収し宝剣岳へ、宝剣岳山頂でご来光を待ちます。八ヶ岳から昇る太陽を見届け、朝焼けで赤く染まる空木岳へと向かいます。

[八ヶ岳から登るご来光]

[南アルプスから富士山の頭がひょっこり]

[朝焼けに染まる宝剣岳から空木岳へと続く稜線]

宝剣岳からの下りは鎖がしっかり張られ、ホールドしっかりしているので岩場に慣れていれば問題はないです。ここから檜尾岳、大滝山、熊沢岳、東川岳と縦走するので何度も何度も登り返しが続きます。大きな危険箇所は無いですが、岩に付けられたマークを見逃さないよう気を付ける必要がありました。

[宝剣岳と千畳敷カール]

[檜尾岳避難小屋と空木岳]

[眼前に迫る空木岳]

ようやく空木岳と東川岳の鞍部の木曽殿越に到着すると目の前には空木岳が立ちはだかります。ここから山頂まではまた 300m の登り返し。少し寄り道して木曾義仲の力水を汲みに行き、一息入れて空木岳に取り掛かります。いくつもの偽ピークに騙されながら登ること1時間半、ようやく空木岳山頂へたどり着きました。宝剣岳が遥か遠くに見えした。

[空木岳山頂、背後には宝剣岳に続く稜線と御嶽山]

山頂で昼食を食べた後は池山尾根から駒ヶ根に下ります。ここからは標高差 2000m を 10km かけて一気に降ります。ここまでの縦走路も長かった上にさらにこの長大な尾根を下るのはなかなか骨が折れました。終バスに間に合わないかと思いましたが、豊富な水量の池山小屋の水場で水分補給し、ラストスパートをかけてなんとか終バスに間に合いました。
駒ヶ根駅でソースカツ丼と蕎麦を食べて帰路に着きました。GPS ログで距離 33.1km、上り 3117m、下り 3540m。(2020年、縦走路にある空木駒峰ヒュッテは休業ですが、木曽殿山荘は営業中です)

[メンバー] koji
[山行日] 2020.08.16(日) – 08.17(月)

written by:koji
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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