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甲斐駒ぼっち泊

甲斐駒ぼっち泊

2021.6.7~8 に甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)をピストンしてきました。
1日目は七丈小屋のテン場でソロテント泊して、2日目に日の出を八合目御来迎場で迎えて、頂上を踏んで下山という計画です。

私はあまり有名な山を登っていなくて、八ヶ岳からの帰りなどに鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、鋸岳が並んでいると、1つも行ってなくて何かすまない気持ちになるのでいつか行こうと思っていました。それで日帰りはきついかなと相模 AC の若手の Tatsu 君に聞いてみたら、「いや全然、7時間位ですよ。」との答えが返ってきましたが、それは早すぎて全然参考にならないので、聞いた私が間違いだと後悔しています。とにかく、荷物を担いでどの位かかるか知りたいのと一人でテント泊をするという目的で行くことにしました。

駐車場を7時に出発する人達が結構いたので、前の人についていったらどんどん登って日向山方面に向かってしまいました。すぐ尾白渓谷に戻って駒ケ岳神社の横から橋を渡ると黒戸尾根の標識がありました。

【尾白川を渡る橋】

刃渡りのあたりにはイワカガミが咲いていました。

【いわかがみ】

荷物はロープやガチャ、水がないので軽かったのですが、膝の故障があるのでゆっくり登りました。でも、今回の核心はそこではなくて、“一人の時間をどう過ごすか”です。
テン場に着くと奥の方からテントが張られています。順番からいくと、カップルが仲良くお食事している隣になります。どうしようかとオロオロしましたが、取りあえず隣に張ることにして、カップル側ではない崖側に入口を向け張りました。(夜中に落ちないように気を付けて)カップルの方達が小声になっていって、変な人が隣に来てしまって本当にすみませんと心の中で唱えていました。その後、テントの受付をして缶チューハイと甲斐駒Tシャツ(相模 AC の若手の koji 君が持っていて羨ましかったので)をゲットしました。お酒に弱いのに飲んだので、その後はしばらく意識がなくなりました。でも、目が覚めた後は何をしていいかわからず、ひたすらテントにこもって、ラジオを聞いたり、スマホで漫画を読んだりしてました。

【こもっていたテントから外の風景】

十何時間寝たかわかりませんが、翌朝3時に起きて4時に山頂に出発。最初の計画では4時半に出発予定でしたが、早いはずなのにテン場の雰囲気が何故か出遅れたような感じがします。途中、結構明るいなと思いながら左を見るとなにやら赤くて丸いものが…。

【もしかしてお日様?まさか月?】

日の出の時間を調べていませんでしたが、今は4時半位に日の出でした。(4時に出発して、ほんとに良かったです)

【日の出―!】

八合目御来迎場では完全に出てました。

【完全にでました。】

ちょっと失敗したので、後は甲斐駒Tシャツを着て、頂上で写真を撮ってもらうことを目標に頂上を目指します。誰もいなかったらどうしようと思いましたが、男性2人とご一緒出来て写真を撮って頂きました。

【まだ頂上じゃなかった】

でも、そこはまだ頂上じゃないですよ、また頂上で撮りますよと言って頂き、再び撮ってもらいました。(ありがとうございます)

【甲斐駒ヶ岳山頂】

そして山頂から周りを見渡します。

【富士山と鳳凰三山】

【北岳方面】

【たぶん鋸?】

その後テントを撤収して下りましたが、笹平から下が膝に特にきつかったです。その時、前方になにかいる!と思ったら鹿でした。

【なんかいる~】

おそるおそる近付くとちょっと先に行きます。

【あ、どいて頂いてすみません】

でも、また葉っぱをバリバリ食べだしました。

【と思ったらまたお食事中】

最終的には逃げて上から見下ろされましたので、すたこら急いで通過し、無事に下山できました。

甲斐駒ヶ岳は途中に祠や石碑や刀の神様がたくさんいて、上部の岩稜帯は楽しかったですが、濡れてたり雪がついていたら怖いかもという印象です。また、テント泊でひとりぼっちは淋しすぎて私には無理かもしれません。トレーニングするなら日帰りで行ける範囲にしようと思いました。

【天狗様?】

[メンバー] ねこ
[山行日] 2021.06.07(月) – 06.08(火)

written by:ねこ
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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