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避暑しに宝剣岳中央稜へ

今年の夏はとにかく暑い。日中は 35 ℃が当たり前、それ以上になるときもある。
そんな中、8月最後の週末に中央アルプス宝剣岳中央稜にクライミングしに行きました。

菅の台バスセンターに入る前に、某ドンキで食糧や酒、肉類を買い込む。
何だかキャンプのノリだけど、これはこれで楽しい。

満員のバスとロープウェイに揺られて千畳敷に到着。快晴、清涼、快適。日差しが強い。
重いザックを背負いながら、45 分程でテント場である宝剣山荘に到着。

宝剣岳中央稜は、冬季も登られるルートで夏季はフリーで登れるとのこと。
夏季は、植生保護の為、下からは取付けず宝剣岳山頂裏から懸垂下降で降りて取付く。
登攀前日は下見をして、懸垂ポイントを確認したが、予報通り雨が降りだしテントに入った。

雨が止んでから、テント外で買った肉を焼き、食す。かなり美味しい。
ちょっと油マシマシ感がありましたが…。焼いて食べるのに忙しくて写真を撮っておらず残念。

夕方以降は風雨が強くなり、雷鳴が轟く。気温もグッと冷えて、着込まないと寒いくらい。
目を瞑っても、瞼越しに雷の光を感じた。そのまま就寝。
翌朝は快晴で、早速宝剣岳山頂に向かう。

山頂に向かう短時間の間に急にガスが立ち込め、山頂付近は風が強い。
視界が良くなく、懸垂で降りる気にはなれない感じだった。
20 分程待った後、たけさんが様子を見ながら行ってみようという事になり、たけさんから懸垂下降開始。
風が弱くなってきたので、そのまま懸垂を続ける。振られないよう注意しながら慎重に降りた。

3回懸垂下降した後、その下の様子が分からず、降りて良いのか判断が出来なかったので、このポイントから登攀開始。後から確認したら、トポの3ピッチ目の始まりだった。

・1ピッチ目 ふくいち リード(トポ3ピッチ目凹角)A1(Ⅴ)
 このルートの核心らしく、いきなりで心拍数が上った。

・2ピッチ目 たけ リード(トポ4ピッチ目凹角+オケラクラック)Ⅳ~Ⅳ+
 凹角を越えてしまえば傾斜が緩い快適なクラックだった。

2ピッチ目凹角

2ピッチ目終了点

2ピッチ目オケラクラック

・3ピッチ目 ふくいち リード(トポ5ピッチ目草付き岩稜帯)Ⅱ
 特記事項なし

最初の懸垂下降点に戻り登攀終了。
ピッチ数が少なく物足りない感じはしたが、メインのピッチは堪能できたので、楽しめました。
バスとロープウェイで千畳敷まで行けて楽だし、テント場から岩場が近いので、体力的には楽でした。

今後、機会があれば宝剣岳の他のルートも行ってみたいと思います。

[メンバー] たけ(L)、ふくいち
[山行日] 2023.08.26(土) – 08.27(日)

written by:ふくいち
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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