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将棊頭山

 今期の雪訓が2月になったので、雪山とテント生活のトレーニングでどこにしようかといろいろ調べたが今期は例年なく雪が多いようで比較的人が少なくて避難小屋があるところを探していたら将棊頭山の途中にある大樽避難小屋があったのでそこを選んで行くことにした。

 ここは十数年前に初冬期(11月下旬)に桂木場~西駒山荘~宝剣岳~檜尾岳避難小屋~駒ヶ根ロープウェイの通りのバス停を縦走したことがあったので選んで行くことにした。

 今回は厳冬期ということもあり諏訪湖あたりで雪が舞い始め小黒川スマートインターを降りてからも止む気配無く小黒発電所先のゲートで栗馬を止める予定であったが、発電所のあたりでタイヤがスリップしこれ以上進めないと思い発電所の脇に申し訳なく止めさせていただいた。ゲートまでは 200m~300m くらいだった。

(ゲート手前の発電所)

 予定より早めに到着したが雪が止むまで待機したが止みそうに無いので出発する。
ゲート付近に車1台あり。登山口に行くと歩いたと思われるトレースがあるが、降雪や風雪でトレースが搔き消されてしまう。途中からはトレースは消えるがなんとなくトレースらしきところ歩くが外すと膝から腿くらいまで潜ってしまうところもあった。

(登山口入口)

 先行者は大樽避難小屋には誰も居なくテントを張らせてもらい一晩過ごさせていただいた。結局そのあと泊りに来る人はいなかった。天気が良くなかったのでずらしたのだろうと思った。

(トレースがかすかにある程度)

(やっと小屋に到着)

 翌日小屋にいながらもテント内は一部凍っていた。4時過ぎだっただろうか下から登ってきた2人パーティが入ってきたが直ぐに出発してくれた。この先は前日の小屋の手前からトレースが消えていたのでこの先からトレースを付けてくれたのには大変有難かった。が思った以上にしんどく空身のはずがコースタイムの倍近くの時間が掛かってしまった。稜線までは何としてでも行きたいと歩を進める。稜線出てからは風が強くインナーも途中で脱いでしまったので薄着(アウター含め3枚)で将棊頭山に行くのはこの天候では無謀と判断し、下山とした。後もう少しでピークが踏めなかったのが残念であった。

(2646m のピーク。将棊頭山はこの先)

 早朝に小屋に入って来た人から下山まで 10 数人登ってきた。半数位は木曽駒ヶ岳まで縦走しているのではないと思うくらいの猛者ばかりかと思ってしまう。

 2人パーティが早くに登ってくれたおかげでトレースはつけてくれたが、空身なのに思った以上にペースが上がらず稜線に出た時にはコースタイムの倍くらいかかってしまった。後もう少しで将棊頭山にも行けたのだが薄着ということもあってこの風は寒くなってしまうので稜線に出たところで引き返す。

 小屋までの下りは楽であったが、小屋から全装での下りはやっぱり重く感じコースタイムくらいであったが休みやすみで下った。ただ登山道の幅が狭いところもありスリップしたら熊笹がある崖に滑落してしまうのではないかと思いつつ注意しながら下山した。大変であったが良いトレーニングができた。

[メンバー] みず
[山行日] 2024.12.28(土) – 12.29(日)

[コースタイム]
12/28 自宅[3:40]=ゲート[8:25]~桂木場登山口[9:25]~大樽避難小屋[13:15]
12/29 避難小屋[5:50]~稜線[8:45]~避難小屋[10:00/10:55]~桂木場[12:45]~ゲート[13:15]

written by:みず
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様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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