海~!クラック!in 尾鷲
去年の年末年始の尾鷲合宿は楯ヶ崎と神須の鼻でしたが、今年の年末年始は梶賀の岩場、三木崎海金剛、カナトコ岩おひるねエリアに行ってきました。
【12/31】梶賀の岩場
梶賀の岩場は駐車場所から 15 分位で、アプローチが整備されています。フェースのボルトルートや NP とボルト両方のルートと NP のみクラックルートと多彩なルートがありました。初日は無理せずにとSさんが TR を張ってくれました。
私たちの他に数パーティいらして、それぞれ好きなルートを楽しそうに登られていました。
【1/1~2】三木崎海金剛
三木崎海金剛へは三木崎園地入口に駐車して、遊歩道で三木崎灯台を経て海岸に出ます。およそ1時間位です。海岸の先端に出るところが、落ち葉などで滑るので結構悪かったです。
懸垂で入江の底に降り、順番に登って最後の人はフォローで上がり、また違うルートを登るときは懸垂で降りるのを繰り返して登りました。その際、終了点や懸垂点はSさんが全て安全にしてくださり、私たちは登るだけで恐縮しましたが、本当に助かりました。
ルートは全て大体 20m 位で柱状節理の綺麗なルートです。看板ルートの天晴 10c などたくさん登らせてもらいました。ハンドサイズが多く、花崗岩でフリクションも効くのでとても楽しかったです。2日間とも貸切でした。
【1/3】カナトコ岩おひるねエリア
カナトコ岩おひるねエリアはトラッドルートです。アプローチは林道の駐車スペースから元盛松集落跡を通り、1時間半位でカナトコ岩とおひるねエリアの分岐に着きます。
おひるねエリアには 5m の FIX がありますが、その後は岩の段差があり、リーチのない私達にとっては初見で荷物を持っているとかなり恐ろしく、躊躇しているとSさんがササっとカムとスリングで FIX してくださり、最後の 10m も懸垂にしてくださいました。
アブドロショッカー 10c、ブルーハワイ 11a に TR を張ってもらい登らせてもらいましたが、ワイド部分もあり、20m 以上ある長く多彩なとても面白いルートでした。恐ろしいアプローチでも来た甲斐があります。そのアプローチを見てもルートを見ても、三重県のクライマーは(名張もあることですし)強いなぁ! と実感しました。
カナトコ岩でも他の人は誰もいなくて、素晴らしいロケーションで素晴らしいルートを堪能させて頂きました。
今回、全てSさんにおんぶに抱っこで、無事に行ってこられたのはSさんのおかげです。
また、遠く尾鷲まで、アプローチも悪く登り返しもあるかもしれない岩場に一緒に来てくれたまりさんにも感謝です。
そして私事ですが、一昨年の 11 月末に左肩の腱板が切れ、去年の2月中旬に手術を受けました。復帰して、また尾鷲に来られたのは、インドアや外岩でリハビリに付き合ってくれて支えてくれた方々がいたからです。この場をお借りして心からお礼申し上げます。
皆様、本当にありがとうございました。
[メンバー] S(L)、ねこ、まり
[山行日] 2024.12.31(火) – 2025.01.03(金)