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北東北 山と温泉の旅

北東北 山と温泉の旅 2020/8/22-26

8/22(土) 東京駅[8:40]=新青森[11:51]=(駅レンタカーにて)=酸ヶ湯温泉キャンプ場[14:00]

狭めのカ―キャンプ場は地元の家族づれで溢れていた。一般のテントサイトには新潟のご夫婦と東京から来た元気な看護師さんの4名のみ。酸ヶ湯温泉は宿泊予約満杯で、湯力が強い。

8/23(日) サイト[6:00]~八甲田山大岳[8:00]~サイト[10:45]=岳温泉青少年センターキャンプ場

新潟のご夫婦は早々に南八甲田の櫛が峰に向けて出発していった。看護師さんは起きる気配がない。お疲れなんだろう。出発直前に地図がないことに気付く。登山口の案内看板を写真に撮って、周回ルートを時計回りに辿る。林の中の登山道は軽い上り下りの繰り返し、ピークはどこ?突然眼前が開けると、谷地となる。木道の脇を小川が流れ、池塘が点在し、木道すべてが流れの中に在ったりする。途中のベンチで休憩していた単独の男性は静岡から来たと言う。こジャレた避難小屋からは一直線に山頂に上がる。と、そこに反対から歩いてくる女性がいる。なんと件の看護師さんだ。ひとしきり話し、地図を借りて写真に収め、互いに写真を取り合って分れた。下山路は登ってくる人、人、人。そうか、日曜日だ。
 早々に岳温泉に向けて出発。黒石に向かう道には何もない。「学校そば」の看板は注意喚起かと思ったが、廃校を利用した蕎麦屋だった。客は多かったが、そば打ち者にとってはハズレだった。
 岳温泉に着いたがキャンプ場が分からない。鰺ヶ沢につながる街道は至る所に路上駐車の列。この人出は「嶽きみ」(トウモロコシ)を求めるものだった。売店でキャンプ場を尋ねるが、売り手は目の色を変えて、ろくな返事もない。ようやく老人が話を聞いてくれたが、訛りが強くて理解できない。そんな街道を何度も行き来して、ようやくキャンプ場に行き着いた。ここはスポーツ施設が集中している場所で、管理棟には温泉を備えており、利用者は自由に入れる。キャンプ場探しで疲れ切って、翌日の行程が心配になる。その岩木山が目の前にそびえている。

8/24(月) サイト[6:00]=登山口[6:10]~山頂[9:40]~登山口[12:00]=キャンプ場[12:10]

 淡々とブナ林の中を行く。全く変化がない。キノコの数が多いのが唯一の慰め。2時間でロ-プウエイ駅に着く。ここで前日に行き交ったという人と会い、座り込んで話す。新潟の人で、前夜はここまで車で上がり、車中泊したと言う。ここから上はすぐに岩稜帯となり、山頂に至る。歌をうたいながら木の杖を使う 80 才の地元の男性と話す。この付近はクマが目撃されたばかりだそうで、彼の杖にはナタが付いていた。下りも単調。時折、手を打って下った。暑さのせいか体の消耗が激しいと感じ、この日もキャンプ場泊りとした。温泉に入り、施設内のコインランドリーで洗濯ができた。広大な草原にテントは3張りのみ。

8/25(火) サイト[6:00]=黄金崎不老ふ死温泉[8:00]=田沢湖駅[11:45]=田沢湖高原温泉郷[14:00]ホテル泊

 予定では、前日に3時間の移動で白神岳登山口に入り、車中泊して、この日は白神岳を往復し、その後、田沢湖駅まで至ることにしていた。しかし、実際に走ってみると、田沢湖駅に 17 時までにたどり着くのは無理だった。予定を変更して良かった。
 不老ふ死温泉は看護師さんが教えてくれたもので、海辺に露天風呂がある。そこから夕陽を見るのが有名だそうだが、それには泊まらなければならない。田沢湖駅でレンタカ―を返して、バスに乗り換えるつもりでいたが、バスの運行は無かった(休日のみ)。そのままレンタカーを延長して、田沢湖高原温泉郷に入った。レンタカ―の手続きの際に、助手席のドアを開けてびっくり。ドアと助手席の間に地図が落ちていた。

8/26(水) ホテル[6:00]=八合目[6:30]~秋田駒ヶ岳(男女岳)山頂[8:00]~八合目=田沢湖駅[10:30/11:07]=東京駅[14:30]

 朝食代わりのおにぎり弁当を用意してもらって八合目に移動。駐車場にはすでに5台ばかりが止められていた。弁当を半分食べるつもりが、あまりの旨さに平らげてしまった。もう食べるものが無い。阿弥陀池への登山道は緩い上り。池から山頂までもほんのひと登り。山頂からの展望が素晴らしかった。
 南西に鳥海山、南東に早池峰山、東に岩手山、北西に森吉山、そして北に前々日の岩木山を見る。白神岳は森吉に隠れて見えなかった。駐車場に戻ると、ほぼ満車状態。列車を1時間繰り上げて東京に向かった。

池塘

山頂直下の避難小屋

岩木山山頂

岳温泉登山口

阿弥陀池

秋田駒ヶ岳

岩木山山頂で会った人が、白神岳を踏んだばかりで、「単調なブナ林ばかりかと思っていたが、中途から視界が開け、癒しの山だった」と言っていた。森吉、鳥海と合わせて登りに行かなければならない。

以上

written by:シゲ(2020.08.29)
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町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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