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阿弥陀岳北西稜

本当は別の計画があったのだが、時期的に積雪多くラッセルの可能性があるということで、ミックスの練習として阿弥陀岳北西稜に行くことになった。私のレベルでは厳しいルートだが、CLは随分前に登ったことがあるというので状況によっては代わってもらえるという安心感もあった。
 前日の29日は南沢大滝・小滝でアイスをしに行ったが、小滝の脇にテント1張り小滝はまだだれも来ていなかった。私たちは大滝に向かったが、ここでも誰もいなく貸し切りで登らせてもらった。途中でピッチを切ってツルベの練習もしようと思ったのだが、状態がボコボコだったのでグレードが下がり私でも登ることができ最後まで登り切ってしまった。CLセカンドで上がってきて懸垂して終了。小滝に移動してCLがリードして登る。右側は水氷でロープが凍りそうになった。
 北西稜の取付き確認で大滝・小滝を後に移動する。北西稜へ行くトレースを発見し30分ほどトレースを辿り、行者小屋に向かう。ここでアクシデントがあり、前日に沢水が凍ってしまい寝る直前まで雪から水を作る羽目になってしまった。しかも私はシェラフカバーを忘れてしまい、あまり寝付けなかった。3時起床で4:40頃出発。風がある。途中まではストックで登ってきたが、急な雪壁からはバイルに切り替えた。2時間ほどで1P目到着する。風はまだ止まずこのままずっと吹かれると辛い。1P目CLリードで登る。40mで切るということであったが、なかなかビレイ解除の合図がなくロープ一杯になってもするする伸びていく。ビレイ解除して私も登って行く。


私が登っているのをCLが気付いたようで近くのビレイポイントで確保してもらった。それまでは同時登攀になっていた。2P目は15mほどということなのでヌンチャクもそれほど持って上がらず、凹角を登って行くのだとアドバイスを受けるが2ピンまでは何とかランニングとれたがその上が遠くにありヌンチャク足りず私の技量では難しく2ピン目心許ないハーケン2か所からセルフとってCL引き上げ凹角を登ってもらった。CLはクラック沿いとバイル1本で登って行ったが、私は2本使って草付きなど使って何とか登ることができた。ビレイ点に着いたらここが4P目の核心であったようであった。CLが3P分一人で登ってしまい2P目と思っていたところが4P目の核心であったということであった。ヌンチャクに余裕があればもう少しチャレンジできたかもしれなかったが、事故起こしたくないのでCLに代わってもらってよかったのかもしれない。この核心を抜けたら2Pの雪稜歩きで御小屋尾根の登山道に出て終了した。登攀中の途中から風も治まり阿弥陀岳も穏やかであった。


無事に阿弥陀岳北西稜を登ることができてCLの経験と(3P一遍に登ってしまったので私の楽しみも半減してしまったが)トレースがあったおかげで早めに抜けることができて何よりであった。

御小屋尾根までもう間近

装備解除して阿弥陀岳山頂に向かいます

阿弥陀岳山頂にて

[メンバー] みず、非会員(1)
[山行日] 2022.01.29(土)-30(日)

written by:みず
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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