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初の雪山山行

寒いのが基本的に苦手な私が雪山に登ることになったのは、これまで未踏の領域だったのと、一度くらいは経験してみようかと思い立ったことだった。しかし、一度だけのために装備を揃えるわけもいかなかったため、レンタルショップから靴一式とピッケルを借用。個人的に安いとは言い難いが、購入するよりも断然安上がりだったので、一度だけやってみるという方にはお勧めできる。あとはシャベル、ビーコン、プローブ等々、雪山装備で必要なものがどんどん増えたが、この辺りは現地で会の方からお借りすることができた。これらに加えて防寒具やテント泊をするための道具も揃える必要があったのも言うまでもない・・・。事前に雪山装備を経験者に聞くなり、調べてみると必要なものがどんどん増えてしまい、思った以上の投資額となってしまったが、初の雪山登山体験を通じて色々と学んだ点や面白い要素が多々あり、いざ山行が終わってみると行って本当に良かった。今後もやりたいかと問われると装備云々もあってかなり微妙だが、雪山登山をせざる得ない状況下に置かれたらきっとやるのだろうと思った。

八ヶ岳山荘で集合。ここにいるだけでいつもとレベルが違う寒さをヒシヒシと感じた。


赤岳鉱泉までの林道歩き。雪道であるものの歩き易くてスパイク等の装備は結果的に必要ではなかったもののチェーンスパイクを履くと安心。


途中休憩。堰堤辺りから山道っぽくなり、道中の足場が少し不安だったけど気を付ければ問題ないレベル。


赤岳の鉱泉のアイスキャンディ。思っていた以上に本格的な氷壁だったので驚いた。


赤岳鉱泉で野営の準備。私はソロで野営体験するため、一人用テントを持参。果たしてどれくらい寒いのだろうとやってみたら、テント内の最低気温はまさかのマイナス15℃・・・。ベンチレータが夜中まで全開だったので、外で寝ているのとさほど変わらない状況だった。


テント出入口の部分に穴を掘ると足を置いての出入りが楽になる。3シーズンテント泊ではまず思いつかない知恵。シャベルは緊急ではなくともこういう時にも役に立つ。


2日目は、赤岳登頂を目指して地蔵尾根を登る。初の雪山でこの斜度はきついのではないかと思いながらアイゼン歩行やピッケルの取り扱いを教えてもらいながら対処。


予報通りの強風で展望荘から先に進むのは不安要素が満載だったため、途中折り返し。手袋が貧弱だったせいか強風で指先の感覚がすぐに無くなる有様だった。手袋はやはり大事。


赤岳登頂できなかったのは残念だったけど、雪山登山を堪能することができた。問題は帰りも地蔵尾根だったということだった。正直この斜度を下るのは怖い。


富士山のシルエットが見えるくらい天気が良かったのに途中撤退というのがなんとも複雑な心境だったけど、こんな山行もある。


[メンバー] みず、tam 、なーたん、ケンタ、しんめい、imo 、ton 、たけ、佐和ちゃん、ねこ、しんご、Tatsu 、みほさん、UTi 、ふくいち
[山行日] 2022.01.08(土)-09(日)

written by:Tatsu
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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