How to Join
入会について

「赤蜘蛛 PT 始動」です

ある日、大先輩であるさんより会内メーリングリストに
「甲斐駒ヶ岳赤石沢ダイヤモンドAフランケ赤蜘蛛ルート」を登る事を目標に掲げ、ご自身が当山岳会が相模労山という名前であった頃に会の先輩方から教わったエイド技術の伝達トレーニングを行って下さるという…そんな驚きの企画が流れてきました。

次々と「登りたい、やりたい!」と声が上がる中、私自身は人工登攀(エイドクライミング)で抜けるようなルートを今現在どこも狙ってはおらず、初心者向けのマルチを数本検討している位…。
勢い付く会員の皆さんにかなり気後れしていましたが、しかし、またとない機会なので、赤蜘蛛を狙う狙わないに関わらず、自分の能力の抽斗にエイド技術を入れ込んでおきたいから参加させて下さい!と欲張り全開で挙手し、伝承トレに参加してきました。やるからには頑張って吸収させていただきます!

思いの外ポカポカ陽気の中、屏風岩に集合後したと思いきや、すぐすぐ、早速、さんがアブミを使って登り(アブミでリードの登り実践披露)TR をセットして下さいました。軽やかに離陸し、軽々と傾斜を乗り越えて行かれる(ヒョイヒョイと上へ向かわられるので、容易いのかと勘違いしそうになります)。
そして、下りて来られてから、アブミの作りの説明や、自分仕様にカスタマイズしている箇所などについて説明して下さいました。

ロープスリング、テープスリングを使って自作したもの、
プレートを取り付けて冬にアイゼンを履いていても踏めるようにしたもの等、
基本的な「フィフィに梯子が付いている」という形はそれぞれ抑えつつも、フィフィと梯子直結タイプか、
間にスリングやマイロンを咬ませてるか、梯子は梯子でも、ラダータイプか振り分けタイプか(振分けは登り難いらしい)等、個々人で持参した物に差があり、皆さんの道具達ををよく観察させて貰いました。

私は、実際に登ってみるまで、フィフィとアブミとの距離が近ければ近い程、登る時に自分が楽である!なんて事は知らなかったので、連結させたスリングの輪が大きく扱い辛かったです。次回までに使いやすい形に改良してこようと思いました。特に、ねこさんがされていた仕様が良いなぁ!と。

それにしても、エイドで登るというのは…もう大変で大変で。
力の使いどころが違うというか、クライミング力が要る事はもとより、立ち上がるにも体重移動するにも、勿論不安定。梯子から梯子へ移るにも当然不安定。これは、ちょっとの事ではブレない体幹が必要だなと。日頃鍛えているつもりでしたが、鍛えなおす事を誓いました…そこがしっかりしていると、きっとブレが減って登りやすくなるはず。きっと。

何本か登らせて貰っている内に、しっかりと足をお尻に付くくらい巻き込むと安定する、休めるなぁとか、アブミを落とさないよう手首から抜けないように気を付けるだとか、この段に乗るとこの位の距離出せるな、とか、注意すべき事にちゃんと気が行くようになってきました。最初は焦るばかりで、下から色々アドバイス頂いて「あ、そうか!」と気付く位でしたが。

さんルートの隣に san さんがこちらも TR 張って下さり、登りました。
終盤は鶴亀ルートスタート脇のハング(これがアパッチハングとやらですか?)でちょんぼ棒のお試しやハング乗り越えを体験させて貰い、みんなそれぞれ沢山たくさん登らせて貰って、この日は終了となりました。
私のように初エイドトレ!というメンバーもいれば、経験者もおり、しかしながら全員結構登ってヘトヘトになったのではないでしょうか。良いトレーニングでした。

三つ峠では4月上旬にレスキュートレを2日間に渡って行いましたが、その日は寒くて着られるもの全て着込んでしまう程だったのに、この日はやたら気温が上昇して暑かったです。

また、ebi さんと KuriG さんがハイキングで立ち寄って下さり、一緒にわいわいお昼休憩&お弁当タイムがあり、楽しかったです♪第1回目エイド技術伝達トレ、丸一日ありがとうございました!

TR でひたすら練習させていただいたので、翌日も引き続きおさらいに同岩場…と思いましたが、残念ながら天候悪化の予報の為、一旦帰宅して翌日広沢寺で少し触る程度になってしまいました。

第2回目もしかと学んで参りたい所存です。

[メンバー] 純(L)、静子、san、ミスターT、imo、ねこ、しんご
[山行日] 2021.04.24(土)

written by:imo
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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