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セルフレスキュー訓練
(モミソ懸垂岩)

セルフレスキューは今年になって2回目。前回は2週間前に三ツ峠で行ったが今回は内容が違うようだし、ついていけるか覚えられるか心配だ。

モミソ懸垂岩に到着したが既に取り付いている方々がいた。我々はレスキュー訓練が目的で傾斜の少ない場所でも出来るため、上流側の斜面に移動して訓練を開始した。

訓練① 引き上げシステムの構築

ロープを使用して斜面に滑落した人を引き上げるが、ただロープをくくりつけて引き上げただけでは重くて引き上げられない。少ない力で人を引き上げるために、カラビナとプルージックコードもしくはスリングを使用して引き上げシステムを構築した。システムの構築は最初は分かりづらかったが、繰り返し行うことで出来るようになった。所謂 1/3 引き上げシステム、1/5 引き上げシステムだが、実際に 1/3 の力、1/5 の力で引き上げられるものではなさそうだ。それでもシステムを構築せずに引き上げるよりは遙かに楽に引き上げられる。



訓練② セカンドレスキュー

セカンドをビレイ中にセカンドが不測の事態で登れなくなった場合、ビレイヤーがセカンドを安全な場所まで移動させなければいけない。ビレイヤーがセカンドの位置まで移動して安全な場所まで移動させるためには、懸垂用のロープを作ってロック解除する必要があり、そのシステムを構築する練習を行った。システムはそれほど複雑ではないが、方法を知らないと出来ないことなので、知識を得ることが出来て良かった。



雨が降ってきたので戸沢の休憩所に移動して、引き続きセカンドレスキューの訓練を行った。


訓練③ ヒトココ(ココヘリ)親機のデモ捜索

ココヘリ子機を持った人をヒトココ親機で捜索した。大凡の方向と距離が分かることが確認できた。限られた時間内での訓練だったため、数百mの距離でデモ捜索をしたが、実際の捜索では山域が分かる前提で何 km の距離を捜索することになり、緊急を要する中どのようにすれば短時間で効率的に捜索できるのか疑問が残った。



今回の訓練でも貴重な経験をさせてもらった。何度も失敗して上手く出来た経験はとても大きいと思う。レスキューの技術は頻繁に使うものではないため忘れがちだが、常に技術を生かせるように練習を積んで身につけておきたい。

[メンバー] R1000(L)、しんめい、たけ、まり、しんご、Tatsu、みず、佐和ちゃん、ebi、koji、かず、非会員(1)
[山行日] 2021.04.25(日)

written by:たけ
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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