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2020.12.12~13 空木岳

 この日は本当なら谷川岳で雪上訓練をするはずであったが、暖冬の所為で雪がないということで中止となりどこに行こうかと思案していたところ空木岳ならあるだろうと計画を立て 12 日未明に出発し、7:30 頃に駒ケ根高原スキー場の駐車場に到着。先客の車が 5~6 台既に止まっておりそのうちの一台が出発の準備をしている。この時間から登るとなると同じ避難小屋に止まるのだろうと私もそそくさと出発の準備を済ませ 7:50 頃に出発。

 今回は避難小屋辺りの雪の量で水が作れるかわからないので今回は自宅から行動水含め水の量は 4.5L を担ぎ 20Kg 以上の重さはあろうかと思う。

 下の方はまだ雪は無く落ち葉のサクサクした心地の良い音を聞きながら長い登りを歩いていきます。1650m 付近からようやく雪が付き始め池山小屋下の水場のあたりはすでに雪となる。

(1650m付近より雪が見えてくる)

 池山小屋で一本取る。広くて良さそうだが雨戸が締め切られ明かりが欲しいところである。以前会のメンバーが泊まった時寝ているときにいろいろな出来事があったようなことを言っていたことはこの時はすっかり忘れていた。

(池山小屋でひと休み)

 迷い尾根の区間で予定時間より大幅に時間を費やしてしまった。小屋で水を作るのも面倒であったが、トレーニングのためにも水を捨てずに休み休み鉄階段や鎖場を越えて何とか小屋にたどり着きました。

(迷い尾根には鎖場や鉄階段あり)

 小屋にはすでに先客の1パーティがテントとツエルトで占領されていましたが、ツエルトは移動していただき私も隅の方にテントを張らしてもらった。一息つくと駐車場で見かけた2パーティ4人も小屋に入ってきてそれぞれテントを張って皆思い思いの話で花を咲かせていた。

(空木岳避難小屋)

 今回はお酒控えめに持ってきたもののおつまみ食いすぎで夕食半分ほどしか入らず、翌日の朝食に回し、早々に就寝。 テント 2~3 人用で1人では寒く何度となく寝たり起きたりの繰り返し。起床時間で -4℃~-5℃。外でテントを張っていたらもっと気温は低かっただろう。風もそれなりに有ったような感じであった。起床後外に出てみると星は見えずガスっていた。ご来光も望めそうにないが、山頂に向けての準備をする。朝食で昨日の残りを温めようとしたがライターの調子が悪くなかなか火が点かず焦ってしまうが、落ち着くためにも山専ボトルのお湯でココアを飲み落ち着かせる。ライターを温め再度挑戦しやっと火が点き朝食をとることができた。予定より 10 分ほどだが遅れて出発。小一時間ほどなのでアイゼンとピッケルで完全空身の出発。少し上ったところで夜明け前の明かりが見えたが、登るにつれてガスに飲み込まれご来光拝めず山頂はガスに包まれ風もあり写真撮って退散。

(夜明け前 ピンボケ)

(空木岳山頂 何も見えません)

 小屋に戻ると先客の4人パーティはすでに撤収していて誰もいなかった。撤収に小一時間ほどかかってしまう。手際よく撤収しなければと思うところであった。出発しようとしたところに1パーティが山頂から戻ってきて挨拶交わして下山。小雪が舞う中下山する。水がなくなった分荷物が軽い。が、到着してみると予定の時間より1時間ほど遅かった。往復で2時間半ほど遅いペースとなってしまった。

[メンバー] みず
[山行日] 2020.12.12(土) – 12.13(日)

written by:みず
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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