西丹沢 下棚沢 F1 下棚の登攀と
夏休み第一弾はバーベキュー
下棚沢を初めて遡行したのは、2008年3月末、沢登りを始めて1年が経った頃。下調べのために参照したガイド本には大滝の登攀ルートが載っていたが、大滝は巻いての遡行だった。それから 15 年以上が経ち、下棚を登る機会に恵まれることになった。
いざ出発
先月6月 14日にも計画していたが前泊で飲みすぎたため観瀑のみのハイクに変更になった。今回は当日の早朝発で計画しての仕切り直し。一ヶ月前よりも寒くなくて助かった。
下棚の全景
序盤
中間の棚
中間の棚は狭いこともあり1ピッチで抜けることになった。
スタートして 5m ほど上がった所のホールドが剝れた。そこは続くハイステップで乗り込みたい所。次のホールドが滑り等で甘く簡易アブミで抜けた。
残置は所々あったがハーケンを多数追加した、その分時間も多くかかった。
終了点に着く手前でカム、ハーケン、アルヌン等の数が少なくなり、ランニングを取る箇所を観察、それでもすべて使い切り、最後の 4m 程は傾斜が緩くなってきたので助かった。もう少し持てば安心できたと反省。
セカンド ton さん
落ち口まで間近い ton さん、棚下には5~6人程の見物人。
ホールド崩壊で墜落の記録があり、落石があったら逃げられないこともありフォローも一人ずつ登った。
サード もんさん
もんさん
ラスト Aさん
Aさん
最後のAさんが登った際に傾斜の緩くなった終了点まであと少しの処で、岩が動いたとのAさんの声。Aさんが下を確認して食パン一斤ほどの岩を落とした。
落ち口での皆の笑顔
登攀中に回収できなかったハーケンが2か所あり、先へ進まず下棚を懸垂下降することに。下降中に ton さんがそれらを回収。そして全員、無事に滝下に戻ることができた。
無事に戻ってきた
駐車場に着いてもんさんが持参したノンアルで乾杯! そして入浴・買出し後に、後泊地で夏休み第一弾はバーベキューを楽しんだ。
[メンバー] しんめい(L)、ton(元会員)、もん、A(非会員)
[山行日] 2025.07.12(土)
[コースタイム]
西丹沢ビジターセンター[7:35/7:57]~下棚取付き[8:39/9:15]~下棚落口[11:40/13:30]~下棚取付き[13:40/14:08]~西丹沢ビジターセンター[14:38]