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檜枝岐川下ノ沢

以前企画していたけれど重大トラブルで結局行けなくなってしまった思い残りの沢、檜枝岐川下の沢へ行く。

気温はこの時期としては低く12~13 度といったところ。

展望台への道は一般人は通行禁止になっている。下の沢にかかる橋が壊れているからか。

竜門の滝を当初巻くつもりで展望台から大高巻き開始するも、あろうことか大滝直前の淵の直前に降りてしまう…。1時間のタイムロス。
淵の長さは 6~7m、深さは恐らく 2m 以上あり、足は全くつかないので泳ぎ、あるいは右岸クライミングでトラバースとなる。右岸には2箇所ピトンにスリングがかかっており、これ頼りでトラバースすることになる。自分は泳ぎで突破しようとするも這い上がれず退散。結局トラバースした R1000 さんにロープを出してもらいゴボウしながら泳いで何とか這い上がる。2.5 往復もしてしまい、寒さで体がガタガタになる。しかも少し水を飲むというピンチ。

すぐに竜門の滝の1段目の登りとなる。1段目は簡単だが高さがあるのと寒さで体がガタガタで動かず、リードしてもらいロープを出してもらう。2段目は左岸から巻き。この巻きは特に難しくはなかった。

第1ゴルジュはゴルジュらしさがなく淡々と過ぎる。高さのある滝ではロープを出すがビレイ中、待ち時間中寒くてたまらない。震え止まらず。しかも川床が一面ヌルヌルでラバーソールで来た自分は歩くことすら難儀する。

第2ゴルジュも同様に粛々と過ぎる。登れない滝を高巻くも笹が密生しておりなかなか前に進まない。雨もポツポツ降ってくる。

寒さで体は動かないわヌルヌルだわで毎回ロープを出してもらっていたら奥の二股を越えてゴルジュ帯の通過完了したのが5時近く。。。すっかり遅くなってしまった。なかなかテント適地が無いが、R1000 さん判断で何とか整地、藪刈込みして3人用テントを張れる面積を確保。流石です。焚火したかったが笹藪地帯となっており、巨大タデ属植物と笹以外に燃やせる物もなく、焚火を諦める。奥の二俣から 50m ほど高い位置をテン場とした。

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翌朝は会津駒ケ岳を目指す。テン場より上に難所はなかった。会津駒ケ岳の景観は素晴らしくハイカーが押し寄せるのも納得。

当初カワゴイワ沢を下降しようとするも、あまりに下の沢がヌルヌル過ぎるのでカワゴイワ沢もヌルヌルであろうと予想、また疲労もあったことから登山道を下山することに。

寒い中、特段耐寒装備もないくせに何度も慣れない泳ぎで淵を突破しようとしたのは判断ミスであった。マジで寒いし危険。川床は一面ヌルヌルでラバーソールでは歩くことすら困難。
滝は登れるような登れないような微妙なグレードのものが多く、巻きは笹藪が猛烈に密生していて一苦労。

体感グレード3級中~下(寒さヌルヌル考慮)

[メンバー] R1000(L)、ふたとも、非会員(1)
[山行日] 2020.09.21(月) – 09.22(火)

written by:ふたとも
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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