会山行 深入沢
9月の会山行は、渓中泊で大雲取谷または洞川荒沢谷を遡行し雲取山に登る計画であったが、前々日からの天気が良くない為、釜入沢または深入沢の前夜発日帰りに転進することになった。しかし、近場の沢なのに前夜発とは…、なるほど酒盛りがないと沢登りとは言えないと力説するリーダー達の抜かりない計画性を感じた。
翌朝、話し合いの結論として14人全員で深入沢を遡行することとなった。
深城ダムバス停より深入橋手前の鉄パイプ階段より沢に下降していく。階段がなくなって泥と根っこと石の急斜面が出てきて、滑りそうになるので慎重に降りる。一部、鉄パイプ、立木を支点としてロープを2回出してもらい掴まりながら降りた。
入渓して最初に現れるのは釜の深い6m滝。ガイド本通りの左岸を巻くグループ、右岸を巻くグループ、左の枝沢に入り左の尾根に高巻いたグループに分かれた。尾根に高巻いたグループは沢へ戻るのに要懸垂下降となった。
次に現れるのが10mの滝。tonが果敢に直登試みるが、頭に受ける凄い水圧が登攀を阻んだ。tonは諦めずに、右岸より登り始めカムでプロテクションを1か所とった。tonが必死に登っているのを横目に他のメンバーはガッツが垂らしたロープ沿いに次々と右壁を登っていく。なんだかとってもシュールな画になった。
その後は、腰まで浸かったり、へつったり、ナメがあったりとアトラクション的小滝が連続した。
14人での沢登りは当然待ち時間があり、寒くなるはずであるが、水温、気温共に問題なく、少々蒸し暑いくらいだった。
Co870で右俣に行き、Co970で釜入沢との中間尾根への詰めを開始した。フェルトソールにチェーンスパイクを履いたが、滑らず安定して歩けた。
中間尾根に上がると踏み跡がしっかりついていて、分かりやすかった。Co700辺りで尾根沿いを行くと急坂で踏み跡がなくなってしまうので注意。急坂の手前に左の少々開けた斜面を少し下ると赤テープが出てきてしっかりした踏み跡が現れた。
下山後は小菅の湯へ、お疲れ様でした。
[メンバー] ton(L)、noy(SL)、みず、tam、しんご、Sanae、kany、mimi
ガッツ(L)、UTi(SL)、ふじ、佐和ちゃん、Tatsu、miyuki
[山行日] 2022.09.04(日)