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岩場のセルフレスキュートレーニング モミソ岩にて

丹沢モミソ岩で、岩のセルフレスキュートレーニングに参加しました。参加人数は総勢20名。
岩場に他パーティーはおらず、終日貸切り状態で使用することができ幸いでした。
内容は、登り返し、セカンドの救助、リードの救助、要救助者の移動、搬送です。

【登り返し】
懸垂下降後の登り返しを想定した練習を行った。セルフレスキューの基本となる。
おおよその流れとして、ロープの仮固定を行ってから、フリクションヒッチを作り、そこから伸ばしたスリングを足に掛けて登り返す。垂直の壁やハングとなると、岩壁を使えず登るのに時間がかかり難しかった。もっと練習が必要です。

【セカンドの救助】
ロープに掛かっているセカンドの荷重をフリクションヒッチで別に移して、カウンターラッペリングをセット。トップがセカンドの救助に向かい、安定した場所まで介助懸垂でセカンドを下ろす。
セカンドがビレイステーションに近い場合は、1/3又は1/5システムで引上げ。

【リードの救助】
ロープが半分以下しか出ていない場合は、ゆっくり降ろすことで、安定した場所まで降ろすことができる。ロープが半分以上出ている場合は、登り返しの要領で救助に行かなければならず、介護懸垂と同じ要領で安定した場所まで降ろす。ロープが足りなくなるので、途中で懸垂支点を付け替えしなければならない。

リード、セカンドの救助共に、ロープで宙吊りになった要救助者をハーネスの締め付けから解放し、安定した場所に移送することを目的とする。

【移動、搬送】
岩場から平坦な場所に移動して、要救助者の移動、搬送の練習を行った。
・移動
仰向けの状態から上半身を起こし、背後から抱えて引っ張る際、要救助者の足を交差させることで抵抗が減り救助者の負担が軽減される。

・搬送
 仰向けの状態から、要救助者を反転させて下に入り込み、背負いながら立ち上がる。
 ザックの肩ベルトと要救助者のハーネスをスリング、クイックドローを使って、結合し背負って搬送する方法も教わった。立ち上がるときに補助が必要だが、救助者の負担が軽減される。

【所感】
いざとなった時に必要な技術ですが、普段から練習していないのが現状で、今回の機会をきっかけに時間をかけて反復練習が必要だなと感じました。また、レスキューの場面に直面した際に、慌てず冷静に対処できるよう事前の心構えも必要です。
講師のさん、指導/補助して下さったベテラン会員の皆さん、担当幹事さん、ありがとうございました。

[メンバー] 純(L)、静子、ebi、みず、tam、ケンタ、しんめい、かず、佐和ちゃん、ねこ、ちょう、Tatsu、まり、みほさん、mimi、ふくいち、miyuki、ふじ、kany、セレナ
[山行日] 2023.03.19(土)

written by:ふくいち
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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