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入会について

小川谷廊下

丹沢一美渓との呼び名がある小川谷廊下

沢達人のガッツさんとしんめいさんに私が沢行きたいよ~行きたいよ~と騒いでいたのでお二人の良いタイミングでお声を掛けて頂き参加してきました。やった~~!!!嬉しい!

玄倉から中ノ沢林道を歩き左に湧水地を過ぎしばらく行くと右にケルンがある場所から降りてゆく。装備を身に着け、足元にシュッシュッシュ!! とヒル除けをまき散らし いざ! 入渓。全リードガッツさん。よろしくお願いします。

F1 は記憶にないのですんなり登れた。
F2 は右から、立木と残置スリングを利用するんだと思うけど
思ったより右側にあり、うまく使えない。
右手を落ち口に突っ込むと水が大量に顔にめがけてかかり息が出来ない。
眼鏡も吹っ飛びそうだし胸にも大量に当たって冷たすぎて変な声が出た。
ヒィイウィウゥゥッヒィ。。。。泣きそう。。。
左足を決めるんだって言うけどフェルトが滑って滑って足が決まらない。
ごぼうで登らせて頂きました。ガッツさん重かった?ごめんなさい。

しばらくして足がつってしまい遡行中につるのは初めてだったので自分の中で激震が走った。今日は無事に行けるんだろうか? 迷惑かけないだろうか? さっき薬飲んだのに・・・etc

大岩はブログで見る通り、大きかった。
つるつる滑りそう~なんて言ってたらガッツさんはこういうのは。。。
って言いながら助走つけてあっという間に登って向こう側へ。
私としんめいさんはゆるゆると右側から抜けていきます。
この右側が前は通れなかったなんて想像もつかない。
沢って渓相がどんどんかわるんだな。
今日来た道も変わって行くんだと思うと不思議な感じだ。

右側から抜けていくとダンジョンみたいなゴルジュ。
廊下と呼ばれる所以が体で感じられる。

F9 右からへつって行くのがベストだったのかもしれない。
釜に入って岩に取りつこうとしても胸上の水がザックの中にも入り
体を持ち上げると重い重い。一度水から上がったが重くて滑ってまた釜へドボンッ。 釜を泳いで今度は左から登った。

F10 のくの字は左から登り沢をまたいで右へ。ガッツさんがハーケンを打って安全確保して登る。続いて私も左、右と登るが落ち口で足を滑らせる。
体勢整えて左から再度登る。しんめいさんは右からうまい具合に壁の中に体いれて登ってきた。

大棚は巻き、上からの釜の青がとてもきれい。
沢に降り、ここからナメが多くなり白い岩に青い水に陽の光がキラキラ反射して綺麗!! を何度さけんだ事か。。。
本当にきれいでした。

最後の F13 は疲れていたので登る? と聞かれたけど「いいです。おなか一杯」と巻いてしまった。
脱渓すると広河原に出て世界一変するので、あぁ無事 小川谷廊下 遡行したんだな。と少し感慨深かった。

帰りは今日一番の核心かも? と言われつつヒルがついてたら引っぺがし
おなかがかゆいと思ったら吸われていたりなかなかヒルスペクタクルだった。
交通事故の話から自責他責の話、マインドセットの話など色んな話をしていたら
あっという間に駐車場についた。。。。。と書きたい所だが
帰りのアプローチが長すぎて疲れてしまった。

さくらの湯に入り、一杯頂いて綺麗さっぱり。
山行後にお酒を飲むことは少ないのだけど(おなかすぐ壊す)
いや~。温泉もお店も沢の達人お二人もご飯もすべてが最高だったので
すんごいい気分になってしまった。

帰りは湿った荷物で重くなった大きなザックを背負って
電車が花火大会の満員でつらたんでした。

次の日、沢靴洗ったらヒルお持ちかえりでガッツさんに至っては虫刺されで5センチの腫れが何個も。しんめいさんもグローブの隙間から刺されると言う・・・・
沢は楽しいんだけど虫はなぁ・・・でも虫たちの世界に足入れさせてもらってるからなにも言えない。

今回学んだ事
水量の多さは苔の位置で確認。
フェルト、ラバーまたは自分に合う沢靴を用意する事。
靴を信用できないと恐る恐るになり余計滑る。
沢の水を飲むなら岩清水。
しんめいさん、ガッツさんがメモを取っており、見せてもらったら
遡行図と行動時間を記入していた。帰宅後、遡行図を描き起こすとの事。
尾根と沢の書き込みした地図を持参すること。
ヒルチェックはこまめに。
沢ハンマーとハーケンの使い方は今度間近でみせてもらいたい。
ハンマーで支点を取ってロープ確保。
ザックは水抜き穴がないと重くなって辛い。最後の方は釜に入ると
数キロは重くなるから水に入るのを極力避けた。
ハーネスもフリー用のハーネスだと邪魔でたまらない。
ザックにギアラックがついてるものがいい。
ハーネスの後ろに格納すると動きの邪魔。
毒虫にはゲンタマイシン。
笛で合図するかと思いきや、お二人が手の合図だけですんなりと
意思の疎通ができているのが恰好良すぎた。
私も恰好良くなりたい。
次回はもっとすんなり登れるようになりたい。

とても楽しかった!
山行に参加させてもらいお二人に感謝です。
ありがとうございました。

[メンバー] ガッツ(L)、しんめい、コッシー
[山行日] 2024.08.03(土)

[コースタイム] 遡行6時間
玄倉P[8:03]~玄倉林道・中ノ沢林道~穴ノ平橋手前下降点[9:10]~小川谷入渓[9:40]~ワナバ沢出合[11:33]~石棚大滝下[13:53]~東沢出合堰堤脱渓[15:55]~中ノ沢経路~穴ノ平橋[16:55]~玄倉P[18:05]

written by:コッシー
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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