前週に行われた三つ峠エイドトレ Vol２。どう見てもメンバー一登れていなかったのを自覚していたので、遅れを一気に取り戻す意味もあり、エイドトレのためのエイドトレを敢行。梅雨入り前の好天を狙って、伊豆の城山南壁に行ってきました。

南壁基部は大混雑。とりあえず右側のショートルートでアブミトレを開始。しんめいさんにリードしていただき、トップロープでオーバーハング A2 に挑戦。
８度目のチャレンジでなんとかハングを越える。

午後はアブミを使ったリードを初体験。自作のチョンボ棒も駆使して、何とか登る。

夕方、日帰り予定のしんごさん koji さんと合流。熱い！温泉で汗を流し、昭和な雰囲気のいい感じな食堂に入り乾杯する。

道の駅で車内泊した翌日は、マルチピッチのクラシックルート・西南カンテを登る。

下部岩壁を 2P で斜上バンドへ上がるが、朝イチの岩壁はところどころ濡れていていやらしい。

カンテの取り付きには多少迷うが、立木の裏側に回り込むと取付き点を見つけた。
3P 目カンテと 5P 目二間バンドまでをガッツがリード。4P 目と最終の核心ピッチをしんめいさんリードで抜ける。

3P 目のカンテ

4P 目

5P 目

二間バンドから大仁の町を見下ろす

最終Ｐ ハングの切れ目の凹角を登る

ガイドブックによると、西南カンテは「技術的には極めてやさしい」とある。しかし８時に岩場へ１番乗りしながら、二間バンドの時点で 12:00 の鐘が鳴っていた。時間もかかったし、支点構築やザイルの扱いも反省だらけだった。
踏み跡を辿り、登山道に出て城山峠経由で下山。休憩の後、エイドトレの続きをする。アブミの最上段に立っても次のピンまで届かない（汗）。ということはフリーで前進するの？リード登攀には「勇気」が必要だと感じた。
気持ちの折れたところで、今日のところは撤収。それでも有意義な２日間ではあった。

[メンバー] ガッツ(L)、しんめい
[山行日] 2021.05.29(土) – 05.30(日)