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大天狗岩の頂へ in 天狗尾根(八ヶ岳)

去年、興味本位で行って色々やらかしたことで個人的に嫌な思い出しかなかった天狗尾根でしたが、奇しくも再チャレンジする日が到来。今回は単独ではなく、クライミングの大先輩と一緒に天狗尾根の踏破を目指しました。ということで、今回はクライミング道具を持参して「かにのはさみ岩」、「第1岩峰」、「大天狗岩」を直登するコース取り。去年は巻いて踏破したものの巻く方向を間違えたり、巻いても登るルートを見つけられなかったりと散々な目にあっての踏破だったので、今回はもう少しスムーズに踏破したいと思っていました。「かにのはさみ岩」と「第1岩峰」はロープを出さずに登攀し、「大天狗岩」はロープを使用しての登攀。「大天狗岩」では上が屈曲していて終了点見えなかったので、合図は笛を鳴らすことに取り決めていましたが、風が強いのか、屈曲しているからなのか、笛の音が全く聞こえず、結局ロープを全てビレイ通して送り出した後に登攀。登攀長さは短かったので、特に難しさも感じることなく登攀完了。去年は大天狗岩に登る元気がなくて諦めたので、今回は直登で岩の頂に登ることができて感無量でした。戻りはツルネ東陵(初見)を下りましたが、序盤のルート取りで間違えやすい分岐点でルートを外すこと2回・・・。赤テープが至るところに貼ってあるのになんで間違うのだろうか?と疑問を持ちつつも、以降はひたすら赤テープだけを追うようにして無事に山行を終えることができました。実践でロープを使った登攀と懸垂下降は初トライでき、短い1ピッチだけの登攀でも色々と学ぶところが多かったので、非常に為になりました。

天狗尾根(地獄谷)の入口。去年取り付けたと思われる看板。その上にリアル骨・・・


出合小屋から赤岳沢へ。丁寧に看板で誘導。

天狗尾根の取り付き。ここでもニュー看板がありました。去年はここで少し迷っていました。


天狗尾根の後半に差し掛かると、ようやく「かにのはさみ岩」を発見。

下から見上げると草付きで登りにくそうですが、手足のホールドは結構ありました。
脆そうな岩には注意。

かにのはさみ岩を登り切ったところで振り返ると雲海と富士山が奇麗に映っていた。

風は多少強かったものの天気は抜群に良く、景色も申し分ない。

まだ登っている途中なのにもう踏破した気分。

第2岩峰のトラバース。

大天狗岩。去年は巻き道ルートで立ち往生しましたが、今回は直登コース。

大天狗岩の頂で懸垂準備。残置ロープ(スリング)とカラビナあり。

懸垂下降中。

手前が小天狗岩。奥のピークが赤岳山頂。

大天狗岩を降りてから、振り返って撮影

右に見える天狗尾根の岩々はやはり存在感があります。中央が赤岳。

ツルネ東陵の間違えやすい分岐路にこれまで見かけた看板。これを見逃して見事コースアウトしましたが、これを見落とすのか?というくらいに目立っていました。


沢まで下ってきて、取り付き口にも看板。この後は地獄谷に合流して帰路につきました。


[山行日]2021.08.28(土)
[メンバー] ねこ (L) 、Tatsu

written by:Tatsu
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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