小東岳に登る
今回、宮城県の小東岳に登に行く。
この山の近辺には有名な、面白山・大東岳山が存在するが、小東(こあずまだけ)へは、北石橋を見学に行く人が立ち寄る山になってしまった。若いときは、岩の中を、貫通している沢を見たいと思っていたが、最早、それだけの体力が無く、小東岳だけのピストンに計画はなって仕舞った。
宮城県から山形県に抜ける二口街道は、道が狭く良く通行止めに成るので、宮城県に問い合わせをして、全面開通している事を確認してからの、山行となった。もし駄目ならば、山寺にでも寄ろうか、付近の観光に切り替えるかと考えたが幸い一週間前に通行止めは解除になっていた。
秋保街道を山形に向かう。道が狭いと聞いていたので、朝早くのドライブとなった。山道には、信号が設置されてた。一台前の車が止まっていたので、様子を見に車を降りて行ったが、別段の不都合は、無いようだ。後から解ったが、その先は道が狭く、車、一台しか通れないので、信号で片側通行にしているのだ。二口峠に着くと、6~7台は駐車できるように、ブルドウザーで道を広げてあった。その砂利が、登山口の方面に寄せて有るので、登山道が解りにくい。下草が被っているので、スパッツを着ける。
二口峠
直ぐに、道は良くなる。糸岳まで 270m の登り、その後 200m 降りて、100m 登り中間の山王岳に至る。更に 140m 下り、140m 登って小東岳の頂上である。南アルプス縦走ほどでは無いが、老体には辛い。帰りは、この逆である。山王岳を下ると石橋峠である。この先道は、平坦になるが藪が出る。
糸岳三角点
ひどくなり、長く続くようならば、引き返そうかと弱気が出そうになる。下に踏み跡は有るが、背の高い笹と花を付けている草が生い茂って道に被さっている。しかし、道は明るくなり藪も薄くなる。
ガイドブックによると、「道は、平坦になり、展望の良い尾根となる」とあるが、そんなことは無い。晩秋や早春で、木の葉が落ち、灌木も透けてよくなるのか、はたまた、昔の話か?。
何だかんだで、小東岳直下の小東峠に出る、左手から山寺からの道が合流する。そちらの道は、刈り払いがされていて、すこぶる歩きやすそうだ。峠から先は、眺望が良いしかし、頂上の見晴らしは今一である。
小東岳
帰りは、今来た道を引き返す。途中の藪も、一度通ったので、枝や蔓の絡みつきは、解消しているし、前方にしっかりと、通り道が判別できる。途中にて、雨が降ってきたので、雨具を着ける。
登山口についたら、雨のために、カメラが故障していた。もう。20 年近く使用した安物で悔いは無い。帰宅後に量販店で以前と同じカメラを探したが、もう、廃盤で無かった。しかし、同じような、1万円程の安物カメラが購入できた。
この山域に入るならば、奇景の北石橋を是非見てほしいです。
難しくない沢登りもありますから、それと組み合わせて、若い元気な人は、避難小屋泊まりで、チャレンジしてみては。
[メンバー] mabu(L)、わかさん
[山行日] 2022.08.20(土)