How to Join
入会について

Izu Trail Journey 2020

このレースに出走する約5ヵ月前、仲間内でこのレースに出る雰囲気があり、感染問題の懸念もある中でネット上のエントリーボタンにポチッとしたのがこのお話の始まり。このレースは過去に一度出走経験があり、コースもおおよそ把握していたので、今回は何を目指して走ろうかな?と思い巡らしていた。前回は初めての伊豆山稜だったので、スマホのバッテリーが途中で無くなるまでひたすら写真撮影に夢中だったのをよく覚えている。一緒に出る友人を冷やかしながら走る楽しみもあったが、真面目に取り組んでどれくらいのタイムでゴールできるかを目標にすることで落ち着いた。

この Izu Trail Journey のコースについては全長 66km 累積標高 +3120m。制限時間は 14 時間となるが、このクラスでは比較的緩い制限時間。前回は 11 時間台でゴール。松崎新港からスタートし、修善寺虹の郷がゴール。前回は修善寺温泉がゴールだったが、感染を配慮したのではないかと思う。序盤はロード・林道中心のコースで、中盤から天城山脈・伊豆山稜線歩道を縦走し、修善寺温泉に向かって下山していく。景色の見どころとしては、伊豆山稜線歩道の仁科峠以降の景色が富士山見渡せる好展望であり、一見の価値あり。


レース前日に受付をするため、三島駅前の楽寿園に初めて行った。まだ秋を感じさせる赤い紅葉が印象的だった。受付では感染対策として、入場時の検温とマスク、受付時間の指定まで実施する態勢。巷のレースがほとんど中止になる中、開催にまで漕ぎつけた運営とスタッフには本当に感謝だった。直近まで本当に開催できるのか正直半信半疑でヒヤヒヤしていたので、無事に開催できた事にホッとしていた。

スタート地点である松崎新港最寄りのホテルで宿泊した後、松崎新港へ移動。スタートは6時からであるが、12 月なこともあってまだ夜明け前。寒さは思った程ではなく、下は短パンでもスタート待機していることは可能なくらいだった。スタート待機時でも感染対策として、スタート直前までのマスク着用と地面のオレンジテープに整列しておく必要があった。ここまできたらもう良いでしょうと思っていたが、やはり密を避けるために整列もかなり徹底されていた。スタート直後はいろんな走行ペースの選手達が入り乱れながらのスタートだったが、少し行ってからの登り坂で走力の差が出始めたおかげで、だいたい同じ力量くらいの選手と並ぶことにそんな時間はかからなかった。前半は様子見ながらの走りで様子を伺うことにした。


今回のレースでは写真を撮影収める予定はなかったが、天気が良かったので、およそ 40㎞ 地点である仁科峠での伊豆山稜線の展望だけは収めることに成功。前回は天気があまり良くなかったので、展望はほとんど見らなかったけど、今回は富士山まで見える好展望だった。ここに至るまで安定して進めてきていたので、この調子を維持してゴールしてしまおうと思っていた。

終盤パートに差し掛かってきたところで、ロードの登り坂に対する脚が鈍ってしまい、歩きを混ぜるような走り方で苦戦を強いられた。足の使い過ぎたのか?補給が追い付いていないのか?頭の中で色々と試行錯誤しながら持ち直す方法を考えつつ、足は小刻みに動かしながら暫くして多少は動かせるようになった。まだまだトレーニング不足だと自省。ゴール手前が急な登り坂という予想外のコース構成にここでもまた歩きが入る醜態を晒す羽目に。ロードではもう歩かないと1時間前に誓ったばかりだというのに・・・我ながら情けない。

途中で足が鈍ってしまい、それなりに反省点すべき所があったレース内容でしたが、目標の9時間以内には無事にゴールできたので、計画通りに達成できたという点については上々の出来。次のレース(本当に開催できるのか不明ですが・・・)は距離、累積標高共にもっと過酷な環境下なので、更にレースに向けた練習を積む必要があると感じました。

written by:Tatsu
月を選択

会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

ページのトップへ戻る