八ヶ岳裏同心ルンゼ(2日目)
前日のジョウゴ沢で初めてのアイスクライミングを経験して、2日目は以前から行ってみたかったアイスの初心者マルチの登竜門、裏同心ルンゼへ!
アイス2回目にしてマルチピッチに行けるということで大興奮。純さんと koji、ton としんご、しんめいとケンタとみずの3パーティーに分かれて登りました。
F1 に到着すると既に何パーティーも取り付いていました。さすが人気のルート。
前日のジョウゴ沢でのトップロープでのトレーニングを思い出しながらアックスを振り下ろします。
傾斜も緩く、階段状のアイスは初心者でも難なく登れます。最初のうちは雲で覆われていた空も徐々に青空が見え始め、最高の景色の中でアイスを登るなんて、最高のひととき!思い切ってアイス用にアックスとアイゼンを買って良かった。けど、人が多いので待ち時間が長く、寒い寒い。
ここまでの滝はどれも難しくはなかったけど、F5 はこれまでに比べ傾斜が立っており難しそう。しかも純さんは空いている氷柱の難しそうなルートに取り付く。恐る恐る筆者も取り付き、何とかテンションかけずに登り切ることが出来ました。そこからはコンテで登り、大同心基部に到着。ここから見る大同心はホントカッコいい!いつかは登ってみたいものです。大同心基部を右に上がり、大同心稜へ向かう。小同心も見えてきて、小同心クラックを登る人の姿も。ようやく大同心稜に到着し安心すると、純さんが手を差し出して下さり握手を交わす。最高の景色の下、「初めて冬季アルパインルートを乗り越えたんだ」という達成感、高揚感を感じることができました。
大同心稜を降って、赤岳鉱泉に戻りテントを撤収し美濃戸に下山しました。帰りに温泉入って、小松山荘山乃幸で夕飯を食べて帰路に着きました。非常に充実した初めてのアイスクライミングでしたが、アイスの魅力にハマりそうです。今シーズンは例年よりも冷え込みアイスの状態が良さそうですので、色々登りに行きたいですね。新人2人を連れて行ってくれた相模 AC のメンバーには本当に感謝です。2020 年は新型コロナで大変な年でしたが、相模 AC に入会し岩、沢、アイスを始めることが出来て山の世界が大きく広がりました。2021 年はどんな楽しく、刺激的な山行に行けるか今から楽しみです。
[メンバー] 純、しんめい、ケンタ、みず、ton、しんご、koji
[山行日] 2020.12.20(日)