How to Join
入会について

阿弥陀岳南稜

2021.3.17 に日帰りで阿弥陀岳南稜に行ってきました。スタートの船山十字路には全然雪がなく、広河原橋を渡って登る斜面から積雪がありました。ルートも取付きまでは標識があり、その後もトレースがあったのでわかりやすかったです。

〈南稜末端付近〉

高度が上がるにつれ雪が出てきましたが、状態が良くとても歩きやすかったです。最初のピークの立場山で一休み。そこから少し下がった所で阿弥陀岳も見えてきました。とてもきれいです。

〈立場山〉

〈前方に阿弥陀岳〉

さらに進んで青ナギでは、これから行く南稜の全体が見えます。

〈阿弥陀岳南稜〉

次のピークの無名峰で装備を付けて、P2 を越します。日が差していて風もありません。そしてP3を左に巻き、下がったらルンゼの取付きです。

〈P3 ルンゼ〉

ここではロープを出しました。今回は1ピッチ目が 55m との情報があったので、60m のロープにしました。(50m だとビレイヤーが 5m 上がるとのことです)支点のリング等はすべて雪で埋まってるようでした。ただ大岩にペツルが1つあったようでしたが見逃して、とりあえず終了点になる木を目指します。するともう少しの所で下から笛の音が…。ありゃ、ロープが足りなかったかなと思いましたが、後 2~3m 行けば着くのでロープを引っ張りました。その内、ロープが出てきたので、ビレイヤーが少し上がってくれたみたいです。2ピッチ目は木がたくさんあったので、いくつか中間支点をとり、ルンゼの上にでました。

〈P3 ルンゼ終了点〉

そこでロープをしまいます。次の P4 はトラバースして巻きます。ここがちょっと悪いとのことで慎重に行きますが、雪の状態がいいので問題ありません。

〈P4〉

そして登ると阿弥陀岳山頂です。赤岳が後ろに見えます。

〈阿弥陀岳山頂〉

360°の景色を堪能して、御小屋尾根を下り、船山十字路に戻ります。とても暖かかったので、帰りは雪がグサグサになっていてアイゼンが団子になり歩きにくかったです。美濃戸口への分岐で、阿弥陀北稜を登ってきた若者二人と出会いました。その内の一人の方が来週、単独で南稜に行くとのことで情報交換しました。

阿弥陀岳南稜はクライミングを始めたばかりの時、新緑の季節に行ったことがありますが、雪がある時も本当に景色が綺麗です。今回は雪の状態が最高に良く、風もなく素晴らしい晴天でした。雪稜の練習が目的でしたが、とても楽しい山行になりました。

[メンバー] ちょう(L)、ねこ
[山行日] 2021.03.17(水)

written by:ねこ
月を選択

会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

ページのトップへ戻る