ハイマツ乗りの仁田岳
久々に南アルプスの深南部へ。
本格的なバリエーションルートを踏破してみたいと思い、仁田岳南東尾根を踏破してきました。
前情報だとそれなりの登りと距離があり、終盤でハイマツ漕ぎがあるとのことだったので、そんなたいしたことはないだろうと思っていざ現地へ足を踏み入れてみると思った以上に踏み代が薄くておまけに歩きにくい。悪路に対応しようとすると変な足取りになるのか、靴擦れを起こしそうになったため、道中でテーピングを施したりしていました。山頂直下まで来ると景観が良くなり、あと少しというところで急斜面のハイマツ漕ぎが我々の行く手を阻まれ、山頂へ辿り着く頃には気持ちくたびれてしまいました。
計画では光岳、信濃俣経由で畑薙第一ダムまで戻る予定でしたが、時間と疲労と相談して一般道の茶臼小屋経由で下山しました。計画通りとはならなかったものの、強烈なルートを一つ踏破できただけでも十分満足できました。今回行けなかったところはまたの機会に。
信濃俣大吊橋
信濃俣大吊橋。真ん中の板幅が両足ギリギリのサイズかつ、脆そうときていたため、結構な恐怖感ありました。
序盤の急登を越えると自然林エリア。なかなか大きな木も点在していました。
途中で切れ落ちたやせ尾根を注意しながら進んで行く。
中盤の鞍部へ下るところは分かり辛く、少しだけコースアウトしたが、すぐに気づいて戻った。急登でクライムダウンを要求される箇所もあって、バリエーションの険しさを感じた。
山頂直下のハイマツ漕ぎ。ハイマツ漕ぎと言いながらもハイマツはほぼ漕げないので、踏み越えて進むしかない。ハイマツは漕ぐものでなく、乗るもの!
緩斜面のハイマツ漕ぎはウォーミングアップと言わんばかりの急斜面ハイマツ漕ぎ。こうなってくるとハイマツに心折られるか否かの我慢比べ。
仁田岳
やっとの思いで辿り着いた仁田岳は360度の大パノラマでした。
茶臼小屋で幸いにもテン泊をさせて頂き、ご来光を拝んできました。
畑薙大吊橋
安心安全の畑薙大吊橋。行きに使った吊橋と比べて、足幅が広くかつ頑丈になっているせいか、全然恐怖を感じることがなかった。
[メンバー] Tatsu(L)、Sanae
[山行日] 2023.07.16(日) – 2022.07.17(月)