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(No.47)「日向薬師の岩場」探訪

 「日向薬師の岩場」、その存在を耳にしたのは会に再入会する数年前だったと思う。
何時だったか、場所を探しにハイキングに出かけたが、その時は下の岩場を見つけただけで帰った。岩には葉の落ちたツルが絡まっていて、とても登る雰囲気はなかった。

 今回は、「2008年3月2日」付けのブログ記事の地形図上のログと、前回は所持していなかった携帯端末の地形図アプリを利用して、上の岩場の場所を容易に特定することができた。

 日向林道の直ぐ上のその岩場は、知っていれば林道から見上げて岩を何とか見分けられる程の直径 20-30cm 程の植林に囲まれ日陰となっていた。

 トポを所持していなかったのでルート名やグレードが分からず、トップロープで3ルートを複数回登った。上部の土の斜面から流れ出た土で薄く覆われていて良いコンディションではなかった。

 今回、新たに見つけた「2020年10月31日」付けのブログ記事に「岩と雪 163 号に発表・・・」とあったので、後日 1994年4月1日発行の同誌を某ジムで見つけ、ルート名・グレードを確認することができた。
どうやら、
② ひぐらし 5.10c(中間部バンドに立つのが核心。)
③ オルタネイティブ 5.10c(ケヤキの木の前から始まり、ルーフを越える。)
⑤ 入門手続 5.7(やさしい凹状部を登る。)
をトライしたようだ。

 30年前の同誌のアプローチの概念図を見ると岩場まで日向林道を車が入れるように記載されているが、現在は日向林道起点近くにゲートがあり許可のない自動車は通行できなくなっている。日向林道も岩場の先は「行止り」と概念図には記載があり、現在の日向林道終点までは延びていなかったようだ。また「日当たり、乾きはよい」とあるので、当時はまだ岩場の周りは植林もされていなかったと思われる。

 後 10~15 年も経てば植林の伐採時期を迎え、日当たりが良くなり登る環境が良くなるかもしれない・・・。

[メンバー] しんめい、ふくいち
[山行日] 2023.12.24(日)

written by:しんめい
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
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