能取岬アイスクライミング~流氷とオジロワシ
私は今回から初めての参加ですが、北海道アイス第3弾(雷電海岸、層雲峡に続き)!ということで、網走の能取(のとろ)岬でアイスクライミングをしてきました。
初日、飛行機で女満別空港に降り立ち、レンタカーで網走海岸へ。道路脇に車を停めて、偵察がてら登りに行きます。どこから海岸に降りるか分からず適当に降り、F1~F9まで9本の滝でアイスができるはずですが、やっぱりよく分からず違った所を登ってしまい、後で滝を登っていた方達にその名前を教えてもらいました。そして、その日はそのまま海岸沿いに偵察に。海岸を北へ歩いていくと、流氷の向こうに真っ白な知床連山や斜里岳などが見えます。
<流氷の奥に知床連山>
スノーシュートレッキングのトレースがバッチリついていて、アプローチのルートも判明しました。
2日目は、F4 クジラの滝 35m にTR を張り、ルートを少しずつ変えて何回か登りました。看板ルートだけあって登りごたえがあります。
<F4 クジラの滝>
次に、F1 オコジョの滝 40m にも TR を張り、私とケンタさんが登りましたが、上部が立っていて難しいです。そこを、純さんは初見でリード!流石です。
<F1 オコジョの滝>
アイス終了後、余った時間で天都山 オホーツク流氷館の展望台から360°の景色を見に行きました。真っ白な能取湖や網走湖も見えて素晴らしいです。
3日目は、朝一番で流氷の上を渡って、一番北の F9 ハヤブサの滝 20m を登りに行きます(流氷が接岸していない時は岩壁をへつっていかないと行けないそうです)。すると、キタキツネのカップル?に遭遇 ‼ 超かわいいです!また、流氷の上にはオジロワシも~!オジロワシは登っている時にもよく飛んでいて、尾の白さや羽の下の模様が分かるほど近くを飛びます。F9 ハヤブサの滝はリードしないと TR が張れないので、純さんがリードしてくれました。見た目より傾斜がきつく、また今年は氷の発達が良くないのか全体的に細く、上部はフレーク状の氷がどんどん割れて悪いです。右上に盛り上がっている雪庇も恐ろしいです。
<F9 ハヤブサの滝>
次は、F7 オジロの滝 40mです。私は出来たらリードしたいとこの滝に目をつけていました。途中2~3個所立っている部分があるものの比較的傾斜が緩やかだからです。でも、登り始めて立っている部分に差し掛かった時、私の弱気の虫が現れ、下を見て「降ります…」と言おうとしました。そうしたら、ビレイしてくれている純さんがニヤッと笑って(上からはそう見えました…)、「もう少し行ったら、楽になるよ~」と先に言われてしまったので、なんとか行くことにしました。アックステンションもかけましたが、トップアウトできて本当に嬉しく、いつもガタガタブルブルなので少し自信が付きました。
<F7 オジロの滝>
その後は、F8 オオワシの滝 35mをケンタさんがリード。下部の立っている部分が長く、上部は氷がなく土が出ていて、案外難しいです。
<オオワシの滝>
アイス最終日は、F6 三本柱の滝 15m に TR を張り、色々なルートを登りました。三本柱は今年は氷柱が2本しか繋がってなく、左がⅤ右がⅥ位でバーチカル、また2本の氷柱の間も登れます。
<F6 三本柱の滝>
そして最後に、F4 クジラの滝を3人それぞれリードすることにしました。私とケンタさんは一番易しそうな左ルートからスタートし、純さんは真ん中から登ります。
<F4 クジラの滝>
純さんとケンタさんはノーテンでしたが、私はアックステンションを何回もかけました。でも確実に登りきれたので、アイスのリードが少しずつやればできるかもと思えるようになってきました。
その後、能取岬の灯台を見に行き、夜は“網走ビール館“にてご当地ビールで乾杯!(私は“監獄の黒”というビールが美味しかったので道の駅でお土産に購入しました)
<能取岬の灯台>
また、帰りの日は飛行機の時間まで、網走監獄博物館を見たり、流氷観光砕氷船オーロラ号に乗ったりして網走観光を楽しみました。
この北海道遠征の間、天気もずっと良く、集中してアイスクライミングをすることができました。また、自分としては、長い課題をリードする経験がつめたのでかなりの収穫でした。あんなに苦手だった飛行機も少し平気になってきて、ビビりな私にとって怖いもの(アイスや飛行機などなど)には、回数を重ねて慣れることも必要なんだと実感しました。
[メンバー]純(L)、ケンタ、ねこ
[山行日]2022.2.15(火) – 18(金)