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幻の大滝 ヌク沢左俣右沢

noy会長主催の沢講習 6月は幻の大滝で有名なヌク沢左俣右沢へ。

駐車場で沢装備をつけ、ショートカットで近丸新道から登る。
道中には木賊山から流れてくるという白い石英がゴロゴロ落ちていてびっくりしました。
かなり大きな石もあり、後でネットで検索したら結構なお値段がついていたけど、
もちろんとってはいけません^ ^; (なぜ山で貴石がとれるかは「この地球に山や森は存在しない」というYouTube動画を教えてもらって納得)

歴史を感じる火薬倉跡を通ってヌク沢へ入渓。

今日は雨の後なので水量も多め。
次々と現れる堰堤を4つ越え、二俣を左に行くと最後の堰堤が。
高さのある堰堤はkojiさんが登りたそうにしていました^ ^

堰堤の上に出ると大ぶりのおたまじゃくしが大量に泳いでる。
おたまじゃくし、最近は見なくなったなぁ..

一休みして遡行を続ける。
ナメ滝や小滝の連続。
倒木が多いのも不評のようだが、時々捕まりながら登れて有難い^ ^

 

岩はヌメリが強く、この日に限って外付けのフェルトを持って来なかった、というラバー靴のたけさんが ナメ滝で滑っていて怖かった~

途中の滝で佐和ちゃんが浮石で怪我をしてしまう。
足が心配で、巻けるとこは躊躇なく巻いたがしばらくして足は復活した模様。
良かった(T-T)

そして目の前にドドーーーン!!と幻の大滝が。
なんと合計230m‼︎ 圧巻です。 まずは下段の100m滝。
大きな石が積み重なったような滝の左側を水が流れている。

皆で記念写真を撮り、まず20m程上のバンドまでフリーで登る。
バンド上にセルフを取り、tonちゃんのリードが終わるのをぎゅうぎゅうの横並びで待つ皆を、エサを待つツバメの子みたい!と笑う会長^ ^;
下段は皆、難なくクリア。

中段80mは凄かった。 tonちゃんがリード。
水飛沫の中を登って行き、あっという間に見えなくなる。
ロープが残り少なくなっていくけど、残り5m!!と会長が何度も叫んでも声が届かない模様。
残り5m.. 3m.. とスルスル上がっていくロープを見て、必死にピーーッと笛を吹く。
少しして上からもビレイ解除!の笛が鳴って心からホッとした。

出だしはクラックに手を入れてもヌメリが凄く、滑りそうだしクラックに流れ込む水が冷たくて泣ける。 その後に足が無いツルツルのヌメる岩で苦戦。
手も無いのでゴボウでトライしても落ち、後ろの佐和ちゃんに足を押さえてもらって何とか登る。(tonちゃんはどうやって登ったんや⁈)
後続の皆もゴボウで登ってるらしく、途中左側に渡る時に下に引っ張られてとても怖かったが、何とか上まで抜ける。
いや〜〜 ここをリードで登るtonちゃんは超人!! 心から尊敬します(T-T)
上段の50m滝は左を登ったけど上の方の泥壁がちょっと怖く、ロープを出してもらって有難かった。

大滝を越えたところで右の林道へ抜ける。
雨が途中で降り出したけど、遡行が終わるまで待っていてくれてよかった^ ^
途中の橋から大滝を感慨深く見たりしながらてくてく駐車場まで歩く。

南向きで温かいので”ヌク沢”と言うそうですが、今日は寒さとの闘いでした。
230mというスケールの大きな滝を登れて感激です。
リードしてくれたtonちゃん、会長、ありがとうございました!

[メンバー]noy(L)、Ton、tam、koji、たけ、佐和ちゃん、Tatsu、Sanae、mimi
[山行日]2022.06.11(土)

written by:mimi
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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