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【こだま】2022年 12月


もくじ
・こだま寄稿
   走るのは嫌いですわ。
   富士山
   相模アルパインクラブの安全 DNA
・12月の例会
・新規掲載の山行ブログ


【こだま寄稿】走るのは嫌いですわ。
 寄稿:imo
 2022.12.15

タイトル通り、走る事は好きではありません。
あまり好きでは無い…などではなく、全く好きではありません。

つまり嫌いな訳で、私は常日頃より出来れば走りたくないのです。
しかし、登山で毎度とてつもなく酷く息切れする事が情けなく、ゼェハァしない私になりたい! と心肺機能向上トレーニングの為に、仕方なく数年前から走り始めました。
ついでに有酸素運動で痩せられれば最高だな(あわよくば痩せたい!)と。

始めは、ご近所を会話の出来るゆる~いペースで 3~4km 程度でした。
数年経ってバリバリ走れるようになり、今ではこんなに…! と素晴らしい数値を披露したいところですが、当時から現在に至るまで、ずっと変わらぬゆるゆるペースでご近所を徘徊し続けています。

同会のミスターT君にランニングフォーム指導をして貰ったり、合間に自転車で腰を痛めたり、謎に足指を痛めたりしつつも、今も大体週 2~3 回程の頻度で走っています。

時々、距離が短く累積標高の少ないトレラン大会を見つけては参加していましたが、これも別に走るのが好きだからではなく、そうして走らざるを得ない状況を作らなければ走らないからです…。
ああ、走りたくない…。
でも心配機能は向上させたい…うう、走るか…。

で!

そんな基本的に走りたく無い私ですが、今年は初めてロード(その辺の道です)の大会に申し込んでみました。普通のマラソン初めてな上に、長距離を走った事も無いくせに、42km のフルマラソン大会に。

勢いで申し込んだは良いけれど、休日に少々長めに走っても、ロード 10~15km、トレイル 10~25km 程度。42km は未知の世界。

さてどうしたもんかなぁと思っていた所、相模 AC の誇る健脚 de 剛脚な Tatsu 君より、42km いきなり走るのはちょっと…ハーフとか走ってみては? とご助言頂く。おお、それもそうやな! と 10月2日に相模原で行われた「東日本ハーフマラソン」に参加することに。

結果、撃沈。
制限時間ギッリギリのギリで何とかゴール。

敗因は、何と言ってもペースの乱れ!
普段 7分~7分30秒/1km でゆるゆる走っているのに、周りのサクサクしたペースに流されてしまい、前半で消耗し、後半はほとんど早歩きに…。そしてこの日、やたら暑い日で最高気温 30 度。
何度頭から水を被ったか。
消耗しました…。

と、言うわけで、この失敗を本番(フル)で生かす!!!! と 11月6日に参加したのが、友人から良い大会だよ~と聞いていた「富山マラソン」。

制限時間いっぱい使い、普段通りのペースを乱さず行けば、私でも完走出来るはずだ!と、とにかく完走することを目標に走り出しました。

普段は車しか通行できない新港大橋

街を上げてのお祭り状態

ちょうどマストが! 帆船素敵!

周りのガツガツランナーに流される事なく、コースの目玉である新湊大橋を歩いて渡る人々や足釣りで唸る人々を横目に、淡々、淡々と……綺麗に 7分30秒/1km を貫き、ゴール!

あー走るの嫌いだけど、殆ど歩かずゆるゆる走ってゴール出来てしまった……。事前の練習でも長くて 8km 程度しか走っていないのに…(何故か「俺も走る!」と ton ちゃんがついて来て走り、膝を痛めていた)。

いや~何とかなるものですね!?
ノリと勢いで申し込んでも何とかなるもんだね!? やったね私! 人生初フルマラソン参加で完走だ!!

と喜びながら、筋肉痛でブルブル震える翌日を過ごし、翌々日。
「なんだか右足の甲辺りが痛いぞ?」と違和感を感じて病院へ。
何と、右足の第4中足骨、薬指の骨が疲労骨折していました。久々に MRI 撮られましたわ。

42km ひたすら地面に叩き付けた骨、耐えられず悲鳴を上げまして。
そりゃこの重たい体重を支えてくれているだけでも大変なのに、約 5時間30分、地面との衝突に耐えて戦ってくれたんだものね、ありがとう、足。ごめんよ、足。

しばし安静にせよと医師からのお達しがあったので、大人しく…

11月10日頃までは体幹トレのみ。
11月12日は中距離ライド(チャリもラン同様、心肺機能 UP の為)
11月19日は竜ヶ岳ハイク&キャンプ(痛み有)
11月24日も中距離ライド
11月28日に久々ゆるラン
11月29日は夜ライド
12月3日は千葉県を長距離ライド
12月6日、12月7日に 4km 弱程度の短いランを挟み、

約4週間も大人し~く、大人し~く過ごして(?)

12月11日は甲府の武田神社から湯村温泉まで約 25km のトレラン大会に参加。久々のトレイル! あの疲労骨折フルマラソン以降、大人しく(??)過ごしていたせいで、補修されたばかりの右足の第4中足骨が不安だなぁ! と思いながらも、山道や急な舗装道を駆け下り、こちらも完走できました♪

武田神社の境内スタート

走り出す前に安全祈願のご祈祷

登り坂では酷くゼェハァしましたが、ペースダウンすることなく動けたので、ヨシとします。走んの嫌だなぁと思いながらも走っていたお陰だと思っております。

そう、走るの嫌いなんですが、やってれば成果があるんですよね…。
なので、嫌々ながらもやっているというか、やれば多少以前の自分よりは登りの調子が良いな? と実感できるので、走るとか全く好きではないけど、続けている次第です。

やーまぁ、とにかく、そうは言っても好きじゃないんだよなぁ、走るの。困ったものです。

(了)


【こだま寄稿】富士山
 寄稿:ebi
 2022.12.25

会の歩荷訓練の時には見れなかった高取山からの富士山です。

(了)


【こだま寄稿】相模アルパインクラブの安全 DNA
 寄稿:かず
 2022.12.30

 箱根屋沢の事故を受けて、会、会、相模アルパインクラブの3会合同で事故報告書の作成が進められています。箱根屋沢の事故の後、会内で報告された事故報告書を見ながらどうしたら事故を無くすことができるのだろうか、、とずっと考えていました。ちょうどそんな折に、3会合同の事故報告書を作成するので代表コメントを掲載したいとのことで原稿作成依頼があり、その時に考えていたことをまとめて下記の代表コメントを書きました。

 この考えを考えだけで終わらせてはいけないと思い、12 月の例会で「安全習慣化プロジェクト」を提案させて頂きました。しかし、突然の提案だったので、何それ??と思われた方も多かったことでしょう。下記の代表コメントをお読みいただければその趣旨もご理解頂けるものと思います。
習慣化と言っても特別なことをする訳ではありません。皆さんが普段から持っておられる安全意識、普段から行っておられる安全行動を、より継続的に行い他の人に広め、お互いに指摘し合って習慣にまで高めていく。次のステップでは、これまで持っていなかった安全意識を持つ、行っていなかった安全行動を取り入れる、そして上記と同様のやり方で習慣にまで高めていく。そんな風に広まっていけばと思っています。
一方で、ダイエットや禁煙などに代表されるように、習慣化は難しい側面もあります。習慣化を達成する強い信念を持ちつつ、無理せずできることから気長に継続的に進めて頂けたらと思います。相模アルパインクラブの DNA に安全意識、安全行動が刻みこまれている、そう言える日が来ることを願っています。

以下、三会合同事故報告書へ掲載予定の代表コメントです。

「 今般、当会とS会との合同山行で起こった事故が死亡事故という最悪の結果となってしまい、本当に痛恨の極みで残念でなりません。月並みですが、このような事故は二度と起こさないよう今回の事故を教訓として今後の会員のみなさんの山行の安全に生かしていくことが私の役目と思っています。

 今回の事故は滝の高巻きでの滑落でしたが、山にはいたるところに危険が潜んでいて、一定割合で大小の事故が発生してしまっています。事故の大半は、気の緩み、過信、ヒューマンエラーといった人的要因が主因となっています。今回の事故も、装備を手に持ったまま、バイルを使用せずに高巻きを行ったことが主因として挙げられており、気の緩みや過信もあったものと推察されます。

事故が起こる度に様々な分析がなされ、事故報告で原因、教訓が共有され、みなさんの山行の安全に生かされているものと思います。しかし、喉元過ぎれば熱さ忘れるで、時間が経過するとまた気の緩み、過信やヒューマンエラーによる事故が起きてしまっていることも現実で、このような悪循環を断たないと、本当の意味での事故の教訓が生かされたという状態にはならないと考えます。では、どうしたらよいか。。。
私なりにいろいろと考えてみたのですが、辿り着いた結論のひとつが「安全意識、安全行動の習慣化」でした。調べてみると、「習慣」とは「同じ状況のもとで繰り返された行動が、状況に応じて安定化し、自動化されて遂行される場合をさしていう。」とあります。つまり、安全意識、安全行動が習慣化し、安定化し、自動化されれば、「安全行動をするのが当たり前に感じる」「安全行動をしない方が気持ち悪い」「違和感を覚える」などの変化が生じ、気の緩み、過信、ヒューマンエラーなどの撲滅に繋げることができるのではないでしょうか。
では、どう習慣化するのか。。。モノの本にはいろいろと書かれていますし、長くなるのでここでは具体的なことは詳しくは述べませんが、1つ個人的に思うのは、まずは会のリーダー、影響力の大きい人、山行リーダーなどの会や山行をリードする人たちが安全意識をしっかりと持ち、安全行動をきちんと実践して習慣化し、それを他の会員たちに伝え、指摘し、広めていくことではないかと。そして、伝えられた会員がまた後に続く会員に伝承していく、そんなチェーンができれば会の DNA に安全意識、安全行動が刻み込まれていくのではないでしょうか。
1人であっても習慣化には長い時間がかかりますし、ましてや大所帯の会での習慣化は容易ではないと思います。おそらく何年も何年もかかることでしょう。しかし、不可能なことではないと思います。相模アルパインクラブの DNA に安全意識、安全行動が刻み込まれている、そんな日に向けて小さなことからでも地道に行動してくことが大事だと考えます。」

(了)


【12月の例会】

日時:12月14日 19:30~21:15
場所:相模原市大野南公民館
出席:ton(司会)、まり(議事録)、なべさん、みず、KuriG、たまのり、ケンタ、しんめい、かず、たけ、佐和ちゃん、ねこ、Kimi、koji、Tatsu、UTi、ふくいち、もん、ふじ、kany(20名)
見学:1名



 

例会後の懇親会


【新規掲載の山行ブログ】

◆ 2022.10.30     丹沢50ルート (No.14) 鍋割山ぐるっと (Tatsu)
◆ 2022.11.18 – 11.21 比叡の岩場 (まり)
◆ 2022.12.04     丹沢50ルート (No.20) 西丹ズバッと! (Tatsu)
◆ 2022.12.03 – 12.04 城ヶ崎(クラックトレ第一弾) (ふくいち)
◆ 2022.12.11     丹沢50ルート (No.22) 笄ダイレクト (Tatsu)
◆ 2022.12.17 – 12.18  雪上訓練@谷川岳 (mimi)
◆ 2022.12.18     丹沢50ルート (No.17) 西丹の白世界 (Tatsu)


おわり

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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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