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甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷左俣

UTi さんが前所属会のさんと2人で計画していた黄蓮谷左俣。
そこに私も便乗させてもらった。

黄蓮谷。
アイスクライミングをやっている人からは、いつか行ってみたい場所とされている、「氷の回廊」と言われている場所。
アイス経験3年目の自分にはまだまだ遠い存在であったが、今回の計画便乗で急激に近い存在になったが、不安ばかりが募った。
その不安を払拭するためにいろいろな情報をかき集めたがたいして払拭はされず、行ってみなければ分からない! と開き直った。

積雪量が増える時期は NG のため、シーズン当初の 12 月が良いとのことで日程調整をした結果、年末ギリギリの 12/29~31 で決定。

初対面のさんと挨拶を交わし出発。
初日の行程は五合目まで行き幕営するのみなので、気は楽。竹宇駒ヶ岳神社の賽銭箱に 100 円投入し3人分の安全祈願をしてスタート。

途中、1時間~1時間半程度ごとに休憩を取ったが、それなりの装備を背負っているため辛い。休憩をすると体が冷えてくるので、また歩き始めるといった感じ。

五合目にはテントが三張り。
おそらく我々と同様に黄蓮谷目的であろうと思われるがテント内には誰もおらず、今日アタックしているようだった。
幕営を終えてしまえばやることが無くなるので、テント内でつまみながらのおしゃべりタイム。とはいえ、中年男性3人のおしゃべりタイムなんぞ誰も興味は引かないだろうと思われるため割愛(というか、どんな内容だったか覚えていない・・・)

二日目(アタック当日)
04:00 起床
05:15 テント場発 06:25 二俣出合い(取付き)
07:20 チムニー滝
08:05 大滝
10:25 30m 滝
13:45 登山道
13:50 八合目

昨晩、風が強くゴーゴーと唸っていたが時間の経過とともに弱くなり、出発頃にはほぼ無風。
六丈ノ沢を下って取付きへアクセスするが、想定以下の積雪であるため気を付けて降りていけば問題ないレベル。下り途中に左へトラバースする踏み跡を UTi さんが見つけ、そちらから行くと出合いに到着。トラバースせずに下っていくと坊主ノ滝上部へ出るようだ。

取付き到着後、休憩がてら準備を整えてからスタートした。
最初、5m ほどの出合いの滝をフリーで上がった後、50m 3段の滝があるらしいのだが、見当たらず。。。埋まってしまっていたらしい。

チムニー滝。

チムニー滝は滝の落ち口が狭まっているだけで、チムニーなのか?という感じ。
落ち口付近は傾斜が高まるが、立っているわけではないので確実にいけばロープ無しで問題ないレベル。

七丈ルンゼ出合いの滝。

よく覚えていないが、ゆるーい傾斜の滝を脹脛が攣りそうになりながら、登った記憶があるがそこが七丈ルンゼ出合いの滝だったのか。。。?

大滝。

氷の回廊メインの滝。
遠くから見ても大滝だと分かる。近づけば近づくほど圧巻。

1ピッチ目
ロープを出したが、ほぼフリーで左の暖簾(つらら)付近へあがり、次ピッチリードの UTi さんのビレイを準備。新調したMさんロープが眩しい。私と同じべアールの 8.6mm を購入し持参してくれたのだが、使い古されたものと比べると径が違う。。。う~ん俺も買い直そうかなぁ。防水も効いてないし。。。

2ピッチ目
暖簾から見える範囲では順調にリードしていったが、時折ロープの動きが止まる。
スクリューを打つ時間にしては掛かり過ぎるが、こちらは待つことしかできないため、ひたすら待つ。そうすると再開したようで、少しずつロープが動き出す。で、また止まる。
ロープがあと僅かになろうとした際に、全く動かいないので登っても良いのか?と大声で聞くと、まだとのこと。
その後、フォローで上がりビレイ点を確認すると、上からも下からも風が当たる場所でビレイしており場所選定に時間が掛かったのだろうと予想できた。聞けば登攀中も指感覚がなくなり辛かったと話していたため、それで途中動きが止まっていたようだ。
今回 50m のダブルロープを持参したが、暖簾付近から2ピッチ目を取付くのであれば 60m あった方が良かったと思う。

30m 滝。

リードさせてもらうので登攀開始前に大休憩(と言っても 10 分程度)を入れた。 リードをさせてもらうならば、少しでも疲れを取り除き素早く登り切りたいし、空腹になってもいた。さらに言えば大滝までの緩傾斜で脹脛が少し攣りそうだった。
30m 滝は、大滝2ピッチ目に比べれば、傾斜は若干寝ているし、安定箇所でスクリューを打つことが出来そうだったため、難しそうではない。
実際に登攀してみても、きちんとルートを選べばすんなりと登ることが出来たし、フォローのビレイも立木を使うことが出来たため問題なく終えた。

あとは、八合目付近の登山道まで歩き登るだけだが、これが辛く疲れたが、登山道へ出た時の満足感と達成感は半端なかった。

想えば、3日間通して天気に恵まれた山行だった。
クリスマス前後に寒波が到来し積雪量が増えたとの事前情報もあり、決行できるのか? とも思ったが杞憂に終わった。
また、計画を立ててもその時々の事情により中止や撤退し、翌年に持ち越ししているパーティーがあることを知っていたため、初めての計画(しかも便乗)で達成できたのは、本当にラッキーとしか言いようがない。

[メンバー] UTi(L)、しんご、非会員(1)
[山行日] 2022.12.29(木) – 12.31(土)

written by:しんご
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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