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入会について

那須・苦土川井戸沢

前日の箒川赤川本谷から苦土川井戸沢と続いた那須方面の日帰り沢の2連チャン。これはある意味、沢の連チャンより温泉♨の連チャンの方が楽しみだったかもしれない。1日目は赤川本谷を水に浸かって遡行し、塩原元湯温泉・元泉館に立ち寄り冷えた体を温める。火照った体は独特の硫黄臭に包まれ、好きな人にはたまらないだろう。

道の駅にて前泊し、軽く入山祝いのつもりが少し飲みすぎてしまったようだった。コンビニでゆっくり朝食をとり、酔いを完全に醒ましてから出発する。深山ダムを過ぎ、バンピーなダート路をハラハラドキドキしながら奥へと進むと、終点の車止めゲートに着いた。途中から後ろに付けていた庄内ナンバーの若い男女ペアも、行先は井戸沢とのことだった。

三斗小屋宿跡

ゲートを乗り越え林道を歩くこと約1時間、三斗小屋宿跡に着く。旧会津中街道の宿場町で戊辰戦争の時には官軍と旧幕府軍との間で激しい山岳戦が行われたようだ。戦火により 14 戸が焼失したとのこと。昭和 32 年に最後の1戸が転出し無人になり、現在は猿の楽園になっていた。ここで沢装備の支度をして、程なく井戸沢に入渓する。

序盤の 15m 滝。
残置ロープがあり巻き道は明瞭だが、
水流左を登れるのかな?

続く 15m 滝

15m 滝から続く連瀑では ton さんが右岸を上がりすぎ懸垂下降するハプニングもあった。

赤茶けた15m滝。
階段状だが上部はかなりぬめっていた。

Z型の滝と名付ける。

左俣に入って水量は減るものの登れる滝が続く。

稜線が近づいてくる。

登山道に飛び出る。この瞬間がうれしい。

天気も良く気持ちのよい稜線歩きを満喫する。

旧会津中街道(廃道)を下山するが、靴を濡らさずに渡ることが難しい箇所が2か所あった。沢靴のまま下山した方がいいかもしれない。
ゲートに戻ると先行していたはずの男女ペアの車がまだあったが、帰り道にある板室温泉・幸乃湯で、後からやってきた。廃道でショートカットしたときに追い抜いたのかもしれない。 井戸沢は登れる滝やナメが多く、明るく開けた気持ちの良い沢だった。ただ下山はやや長かったかな。

[コースタイム] ゲートP[7:40]~三斗小屋宿跡[8:40]~稜線[12:45]~ゲートP[16:18]

[メンバー] Tatsu(L)、しんめい、ton、ガッツ、miyuki
[山行日] 2023.9.10((日)

written by:ガッツ
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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