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草紅葉の尾瀬

台風が接近しているので、天気は如何かなと思いながら、尾瀬に草紅葉を見に出掛けました。尾瀬には、夏以外に殆ど訪れた事が無いです。以前、景鶴山に北側の沢から登り、紅葉を楽しみましたが、下山路の選択を誤り、東電小屋方面に猛烈な藪を漕いで降りてきました。真っ暗の中、十字路までヘロヘロになり辿り着き、明くる日に駐車した場所まで戻るときに見た草紅葉がとても綺麗でした。今回は如何と期待していました。期待通りの黄金色の景色でした。


木々の紅葉にはまだ早く、もう暫く時間が掛かりそうです。
平日だった為か、又は、コロナの影響か行き交う登山者とても少なく、湿原は貸切状態でした。


泊まりの竜宮小屋は、木道の正面、一軒だけ静寂を守るように佇んでいます。宿泊者は、私達と木道の工事関係者だけでした。湿原の中の一軒家です。食事も良くお勧めの山小屋です。


後に聳えているのは、燧ヶ岳です。素晴らしい風景です。
次の写真は、小屋から見た夕方の景色です。部屋で話をしていて、気がつかなかったです、もう少し早いと夕陽を写しこむことが出来たのですが。勿体ないことをしてしまいました。ほんの一瞬でした。シャッターチャンスは、難しいです。じっと、忍耐強くカメラを構えて狙っていないといけないです。高性能のカメラを持って行ければ良いのですが、体力的に無理なので、何十年前に購入した、安物のデジカメで写真を撮っています。記録を残す程度であれば、十分に機能していますが、そろそろ、買い換えなくてはと思っています。


このような風景に出会うと、生きていて良かったな~と感じます。
あかね色に染まる雲の向こうは、十万億土の彼方、西方極楽浄土か、はたまた、幸いが住む所か。後、どの位、山に来れるか、このような綺麗な景色を見れるか、歩ける時間は、それ程残っていないです。本格的に登山を始めたのが遅かったですが、山行に費やした日数は悠に2,000日を超えています。家族の支えが有ったからこそ、気ままに山を訪れる事が出来ました。家族に感謝です。訪れたい山は、まだまだ沢山残っていますが、そろそろ、時間切れです。


明くる日は、尾瀬沼を回って沼山峠へ行きバスで御池に戻ります。小雨なので、湖畔の北側を回り、長蔵小屋を通りビジターセンターで昼食を作り帰ります。前日の昼食作成時から、ガソリンストーブの具合が悪く上手く行きません。非常用のメタを持っているので、これを使用して作りました。案外火力が有る物ですね。以前にガソリンストーブが壊れたので、薪を集めてガソリンを撒き、たき火で料理した山仲間がいました。何でもかんでも、最後に勝つのはアナログですね。ストーブは、後に自分で分解掃除をしたら、元に戻りました。
以前の尾瀬沼は、船で渡ったり、浮島に乗ったり出来たそうです。私が子供の頃の話ですので、解りませんが、木道も細い単線の様で向から人が来ると、ジャンケンをして負けると、湿地に降りなければいけなかったと聞いています。その頃の足回りは、地下足袋だったと言っていましたが、真実なのか不明です。
周りの山々も雲に隠れ幻想的に見えました。アップダウンが少ない所なので高齢者向きの山行でした。

[メンバー] わかさん(L)、mabu
[山行日] 2021.09.30(木)-10.01(金)

written by:mabu
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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