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八ヶ岳西面アイスクライミング(南沢大滝小滝、美濃戸周辺)

 UTiさん企画の金ヶ窪沢アイスクライミング体験を機に思いきってアイスアックス(ペツルのクォーク)を購入

その後、みずさんと鷹取山のドライツーリングでご一緒して、新品のアイスアックスを初使用。少々勿体ないと思ったが、とにかく練習したかった。

縦爪アイゼンやその他の道具の入手は来シーズンに見送るとして、所有している平爪アイゼンでとりあえず我慢することにした。

 3月となりアイスシーズンも終わりが近づいてきたが、アイス三昧中のしんごさんにお願いして、アイス山行を計画してもらい参加させてもらった。

行き先は八ヶ岳西面の南大沢大滝・小滝、角木場。自分以外はアイス経験豊富なメンバー構成で願ったり叶ったりだ。

 1日目は南沢大滝・小滝の予定が美濃戸先林道のアイスバーンで車がスタックしてしまい、やむを得ず2日目に予定していた角木場に場所を変更。現地に着くと迫力ある氷柱を目の当たりにする。

本会のブログの写真でしか見たことがない生の光景に感嘆する。ただ、氷柱が痩せてる箇所もあり崩壊しないかちょっと不安だ。

一番左側には崩壊した氷柱の残骸が横たわっている。TRを設置してもらったので万が一でも大丈夫と信じる。

先輩メンバーの登り方を観察し、まずは段差がはっきりしているルートから登り始める。おっかなびっくりで何とか登れた。無我夢中で登ったので細かい事はあまり覚えていない。

複数回登りメンバーから助言を受けつつ、できる所から実践してみる。特にしんごさんからはA氏仕込みのアイスクライミングの指南を受けた。ありがたや×2

足を使って上がらないと腕が持たなくなるので、この辺を意識しながら練習を続けた。刺したアックスを抜くのにもコツがいる。

まあでも・・慣れてくると面白くて仕方ない笑。氷柱は変化に富んでいて少しずつルートを変えて10本程登った。

スタック現場で遭遇したA氏一行が来られて、ロープを共有させてもらう。なんと今夜はA氏宅にお世話になることになり、スタックによる予定変更も結果オーライか。

A氏宅で乾杯し料理を楽しむ。特に地元の野菜が美味し。

2日目は、南沢大滝小滝へ向かう。幸運にもA氏とそのお知り合いの車に赤岳山荘まで同乗させていただいた。まずは小滝へ向かうと先行はおらず貸切状態だ。

これで小滝かと思う位の中々の高さがある。R1000さん、しんごさんがリードしてTRを設置してもらい、各自2〜3本登り大滝へ移動。

大滝は他パーティーで賑わっていた。これが南沢大滝かと見上げる。途中までは勾配が緩やかだが後半はほぼ垂直の壁。

常に誰かが取り付いているため落氷が頻繁にあり、ラークの声があちらこちらで聞こえる。

ロープがかかっていない中央やや左のルートをしんごさんがリードで登る。下から見る限り一番難しいルートのようだが危なげなく完登。

ロープを2本連結してTRを張ってもらったが、誤って結び目が降りてくるビレイ側ロープを振られ止めカラビナにかけてしまい、ビレイできない状態になってしまったようだ。

するとR1000さんがクライマー側のロープにアッセンダーをかけて同ルートを登り修正されて事なきを得た。なるほど、とても参考になる。

自分の番になり、TRで南沢大滝初挑戦。しかし後半の立ってる箇所でアックスを刺した箇所の氷が剥がれ落下。足が決まっていない瞬間にアックスを刺して無理に持ちこたえようとしたのが迂闊だった。

「大丈夫ー!?」とケンタさん、体には問題なく「大丈夫でーす!」と返事する。沢山氷を下に落としてしまい、やらかしてしまった。

意地でも登ってやると思い何とかトップアウト。リベンジでもう1本同じルートを登り完登。上に上がると陽が当たって暖かい。

後ろを振り返ると北アルプスだろうか、美しい山並みが見えた。

もう1つ左端のルートにロープを張ってもらっていたが、時間切れとなりアイスクライミング終了となった。

アイス三昧の2日間、会のメンバーや色んな方々のお蔭でアイスクライミングを楽しむことができ、何よりでした。

大滝・小滝はまだ登れそうなので、欲言えばシーズン終わる前にもう1回行ければいいな。

[メンバー]しんご(L)、R1000、ケンタ、UTi、ふくいち
[山行日] 2022.03.20(土)-21(月)

written by:ふくいち
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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