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入会について

【こだま】2022年 3月


もくじ
・こだま寄稿
   あれから15年
   春山 仙丈ヶ岳~三峰岳~塩見岳~塩川(仙塩尾根)
・3月の例会
・新規掲載の山行ブログ


【こだま寄稿】あれから15 年
 寄稿:ebi

なんとなくどこかで聞いたようなセリフですが、あれから40年!!
会創立40周年、当時は長谷川恒夫 ・植村直己・今井通子・田部井淳子などの活躍もあり、世の中、まさに登山ブームでした。

私の場合、あれから15 年!!
1997 年 9 月、相模労山(現・相模アルパインクラブ)に入会。
信じられないとは思いますが、まだ40代(後半)で、今 なら、ときめきのアラ・フォ―世代 だったのですね。。。。。
家族に「サガミロウザン」に入会した事を報告 したとき、ずっと長い間「相模老山」と思っていたようです。
当時の雰囲気は、とても敷居が高くて、
入会はしたものの、いつも端っこで、しばらくの 間、あまり存在感もなかったように 思い ます。そんな中でも、思い出深い山行をいくつか・・・・・

☆会教育山行として、ベテラン陣に混じりラッセルトレに初参加のとき、
若いリーダー(シュウちゃん)が張り切って、どんどん飛ばしていきますが、 必死の思いで頑張っても、どうしても着いて行けずバテバテ!!
そんな時、ザックの中身をチェックされ、余分なものは取り上げられました。
Eさんはビールを没収されました。 もちろん、後で飲む事ができましたけどね。

☆雪洞のとき、大ベテラン(スギさん)が靴を履 いたまま、入 口に一 番 近い場 所で寝支 度。 訳を聞いたら、今日の雪洞はイマイチ信用できないので、何時つぶれる かもわからないから、いつでも逃げ出せる様にとの事。
それよりもずっと奥にいたワタシ。
その夜は怖くて・怖くて一睡も出来ませんでした。
今にして思い返すと、単なる脅しだったようですが、当時としては真に受けていました。

☆雪洞のときに必要なのが、トイレ。
私なりのこだわりがあって、一生懸命に作業を続けていたら腰を痛めてしまい ました。
そのときの下山のつらさは、今でも思い出しますが、とてもつらくて、大変な思いをしましたし、アレ以来「腰痛」が持病になったように思います。

☆雪訓の帰り、水上温泉のいつもの「藪そば」で反省会。
当時は少しなら飲酒運転 OK の時代だったので(マサカ???)みんなで楽し くワイワイ!!
またまたEさん登場ですが、まさにその時にお孫さん誕生の知らせが入り、リーダーが携帯電話を代わり、おめでとうコ-ルで場が更に盛り上がりました。
そのお孫さんも、もう中学生でしょうか?

☆初めての泊まり沢・釜ノ沢
そろそろ~ということで、泊まりの沢を計画して頂きましが、私のような新 人を連れて行くにはリ-ダ-として、経過不足との事で、リーダー部から却下されてしまいました。
そんな私を見かねた別の人が、釜ノ沢に誘ってくれました。
女性3人での沢で、何事にも初めての経験で、全てが新鮮でした。
特に印象深いのは、焚き火と食事です。 焚き火の炎って幻想的で、不思議な魔力を持っていますね。 その夜は、シーチキンと塩こぶの炊き込みご飯で、今でもその味を、懐かしく思い出します。

☆女性6人で「恋の岐沢」へ
当時は沢遡行も盛んで、女性だけでの2泊3日の沢へ参加しました。
1日目、遡行途中に想定外のゲリラ豪雨に見舞われました。
あっという間に増水し、身動きがとりにくくなりましたが、ちょうど前後して いた男性パーティの助けを借りて、難を逃れました。2日目も午後から激しい 雨になり、早めの幕営。3日目は予定の遡行をあきらめて登山道に上がること になりました。
私の災難はこれからで、ブヨに目の付近を集中して刺されたようで、片目は「お 岩」の如く醜く腫れ上がり、塞がってしまいました。
鏡がなくて幸いでしたが、他のメンバ-は、気持ちが悪かったと思います。 途中ショ-トカットで登山道に出たのですが、やせ尾根が延々と続く下山道で、 またまた雷に追われるように、必死に下山しましたが、片目だけでよく転げ落ちなかったと自分ながらにも思いました。
帰り、本厚木からバスに乗る元気もなかったので、タクシーに乗りましたが 運転手さんが私の「眼」が気になって・気になって仕方ない様子で、ミラー越 しに、話しかけてきますが、「無視して!!ほっといて!!」気分でした。

☆冬合宿で仙丈へ。 あの時も8人ほどのメンバ-で戸台から入山し、長兵小屋付近で幕。
夜はお決まりの鍋でしたが、その時に「タケちゃん」がナント当時流行りの 生ビールサーバーを持参、更に本物のジョッキまで!!
もう感激の一言。
当然ですが、あのときのビールは格別でした。

☆沢合宿でサゴイ沢へ行ったときのこと。
10人くらいのメンバ-だったと思いますが、車3台に便乗し、登山口のバス停小屋でビバーク、結構快適でした。
その日の食当は男性2人で、レトルトおでんを人数分でした。
こんなに重いものを、担ぎ上げてくれたことに、感謝しながら食べました。
帰り道が長く、林道に止めた車に着いた時には、既に真っ暗で、厚木に着いたのも、とっくに日付が変わっていたので、自宅まで送っていただきましたが、ドライバーはもう1人のメンバーをこれから平塚まで送り届けるとの事で、更に恐縮しましたが、「仲間だから当然だよ」って、さらり。
とても男気のある方でした。

☆白馬から鹿島槍まで縦走したときのこと。
最終日、爺ヶ岳へ向かう途中、団体登山者の後について、ひたすら登っているとき、最後尾にいたリ-ダ-らしき人が「みんな~脇にどけて~」の一声 で皆さん一斉によけてくれました。
が、しかし・・・20人以上はいたと思います。とても・とても一気には抜けません。後半はもう息切れ状態になりましたが、避けてくれた皆さんが、 頑張って~のエール、何か変な気分でしたが、立ち止まるわけにもいかず、必死でした。

☆シャリばて?
赤岳天狗尾根へは3度目の挑戦でやっと登頂する事が出来ました。
過去2回はメンバ-の体調不良にて途中敗退。
3度目は私たちのほかに2パーティ先行していて、大渋滞。
行者小屋に着いたのが既に夕方5時を過ぎていたと思います。
それから美濃戸まで何とか頑張ったのですが・・・・・体が思うように前に 進んでくれません。
雪の夜道で、登山道からそれて転倒すると、そのまま起き上がる事が出来ず、思いザックを外してやっと立ち上がれる始末です。
最後の橋を渡り終え、美濃戸バス停までの最後の登りは、果てしなく遠かった です。
当然、終電には間に合わず、その夜は茅野駅にてビバ-ク。
うれし・はずかし朝帰りでした。

☆こんな事も有りました。
長い間の念願がかなって赤木沢へ行きました。
メンバー4人でそれぞれ4日間の食当が割り当てられたのですが、ナント、 その内の3人が同じモノだったのです。
いつも、事前に打合せをしなくても、重なる事等なかったのですが・・・・・ それはインスタントラーメンで、しかも中華三昧。
更にマサカの3人とも塩味だったのです。
ただの偶然だけとは思えない「なにか」が、あるのでしょうか?
何年越しかの赤木沢だったのに、無常の雨で一日停滞、結局は赤木沢をあきらめて、雲ノ平から高瀬ダムへ抜けました。
その後にもう一度、赤木沢のチャンスがあったのですが、どうしても外せない 家用事と重なり断念しました。
遠い・遠い赤木沢です。
何時の日か、行けることを夢見ています。

沢山の人に教えられ、支えられ、時には叱られ、ヒヤリハットも沢山経験したし、大きな怪我をしてしまい大迷惑を掛けた事もありました。

あれから15年!!
沢山の友や仲間に知りあえたことが、何よりの宝物です。
感謝!!

(40周年記念誌より許可を得て転載)(了)


【こだま寄稿】春山 仙丈ヶ岳~三峰岳~塩見岳~塩川(仙塩尾根)
 寄稿:みず

2009年5月2日~6日
メンバー:maa3(CL)、ふるゆきF守みず(記)

   前夜発で座間駅付近のコンビニ集合で21時頃出発。連休ということもあり高速道路はどの程度の込み具合なのか半信半疑で高速に乗るが、思ったほど渋滞はなくスムーズに進行した。諏訪SA で休憩しようと思ったが止められるところがなく、次の辰野PAで休憩し伊那ICを下りる。今回 は特割で1,000円の高速代金だった。ちょっと道を間違えたもののどうにか仙流荘に1時頃到着し一杯飲んで就寝。

2日 天気:晴れ

   5時頃起床し、6:05 のバスに乗り込む。バス3台が出た。歌宿に着くとちょっと寒い。ここか ら北沢峠までは林道歩きだ。日陰を歩けば寒いが日向を歩けば暑いくらいだ。所々落石の残骸があった。 北沢峠まで概ね2時間ほどで到着する。登山道は雪が積もっていたがトレースもあり何 ら問題はない。maa3CLが寝不足気味なのかちょっとペースが遅く大滝ノ頭までに数パーティに抜かれる。ここから暫くするとmaa3CLが脱落してしまう。maa3CLが先に行って良いよということで3人はそれでもmaa3CLを気にするものの先を歩く。小仙丈ヶ岳で睡魔が襲い 暫しウトウトしてしまう。
   夏道とザックの重さが全然違うので思った以上に時間がかかる。登りはヒーヒー言いながら登る始末だ。小仙丈ヶ岳で何も食べなかったので途中の上りではクラクラしてしまった。
塩見小屋の分岐で道標を見つけスキーのトレースがあったのでトラバースすべきかそのまま先 に進んで途中から小屋に向ったほうが良いのか迷ったものの近道のトラバース道を慎重にスキーの 踏み跡を辿りちょっとした岩場を過ぎたら小屋が見えたので後は安心して小屋に向えた。

 

   仙丈ヶ岳から下ってくる登山者のトレースもなく、この小屋を利用していたのはスキーヤーくらいであったと思われる。maa3CLが心配だとふるゆきさんが言うのでザック を空にし、maa3CLのところに向う。先ほどのトラバースを歩き稜線に出ると下のほうにはmaa3CLは見えない。上のほうを見るとそれらしき人が歩いているので、ふるゆきさんが叫ぶとやっぱりmaa3CLだった。結局、maa3CLは自力でザックの荷物を担いだまま小屋に到着する。よくよく聞いたら 数十分ほど仮眠をしていたら調子が戻ったということであった。

   小屋には他に2~3人と同居することになったが、綺麗で断熱材のボードも何枚もあったので快適な一晩を過ごさせて頂いた。

3日 天気:晴れ
   3時起床で5時前には出発することが出来た。早朝誰もいないところを歩くのは気持ちが良い。 30分少々で山頂に到着。

   ここから先が私には未知の世界だ。踏み跡がある様で無い感じだが、微かにある程度であった。苳ノ平を過ぎた辺りでアイゼンが急に外れる。皆を呼び止め休憩がてらにアイゼンを確認すると靴の長さを固定する調整ピンが外れていた。探しようもなくF守さんが2~3mm のシュリンゲの予備を持っていたので、それをかりて金具が外れないように結んで出発したが、暫くすると又も外れてしまい時間をロスしてしまう。
   高望池で休憩した後、2つ目のピークの辺りで赤布から急に黄色のテープに変わる。そこで確認をすればよかったものの黄色のテープにつられ尾根を外す。暫く道なき道を下って行くが 途中からどうもおかしいと言うことで赤布のあるところまで戻る。そこで皆で偵察した見づらいところに赤布があり最初に行こうと思っていた方向でよかったようであった。
   私はここが横川岳と思っていて暫くすれば 野呂川越だと思って進んでいたら途中で標識 が現われここが横川岳と言われがっかり。この辺はトレースもあり下るに従って夏道も出てくる。この辺は倒木で山道が塞がれてしまうところがちょうどチェーンソーか何かで切った形跡があり、それも切り口が真新しい。そのおかげで 歩きやすかった。
   野呂川越を過ぎて次の P2315m 付近でテンバにする。ちょうど雪のないところで良いが水を作る のに苦労した。

4日 天気:晴れ

   今日も3時起床。4:45出発だ。みんな手際よく準備が出来て少しでも早く出発することが出来た。 三峰岳までおおよそ 700m の登りだ。皆で先頭を交代で歩き先頭の負担を軽減させる。途中から雪がなくなりアイゼンでの夏道は厳しい。しかも途中で又もアイゼンが壊れ時間が 無駄に過ぎる。
   三峰岳直下で右側の雪稜を行くべきか左側 のトラバース側を行くべきかmaa3CLとF守さんが偵察に行ってくれた。右側の雪稜はビレイするところがなく、左側のトラバースを行くことにした。maa3CLが安全のためにステップを作ってくれてロープを途中の岩場にフィックスしてくれてみんなでそこを伝って間ノ岳と三峰岳の稜線に出た。ここで1時間ほど費やしてしまう。

   今回の山行での3番目の最高峰で記念撮影。ここから急に雪がなくなりアイゼンを履いたままで の岩稜を下るのはちょっと厳しい。みんなに置いて行かれる。。。

   後ろを振り返ると若い単独者が現われる。後で聞いた話では間ノ岳から来たようであった。熊ノ平で一泊するようなことを言っていた。その彼が 過ぎると同時辺りでアイゼンを外そうということになり一安心する。暫くは雪もあまりなく夏道で歩きやすい。井川越辺りで再びアイゼンをつけ る。先に歩いてくれた単独者のおかげで無事に熊 ノ平に到着する。その手前のほうで下から登って きたと思われるトレースがあり地図を見ると西 農鳥岳から来たものではないかと推測したりした。

   熊ノ平は広いテラスがあり思いっきり大休憩(内心はここをテンバにしたいくらいだ)をしたく なるところだ。休憩の後トレースが薄くなり、一度は上に上がったものの地図では急には上がらないということで再びトラバース気味に歩いていくがどうもおかしいと言うことで直登する羽目になる。

   この辺からは尾根通しには歩かずトラバース気味に歩くので視界が利かない。地図で見ると安倍荒倉岳から新蛇抜山まで大した距離ではないようであったが歩くと思った以上に時間がかかる。先にも書いたが視界が利かないのでペースが落ちる。今日は何としてでも新蛇抜山までは行かないと 明日が大変というので気力で歩く。最後は新蛇抜山のピークを踏んでちょっと下ったところをテンバにする。疲れているところに整地をするというアルバイトを強いられる。

5日 天気:曇りのち雨

   今日も3時起床で同じく4:45頃出発する。 昨日の晩からガスっていたので少しでも早く先 を急ぐ。段々と登りになってくるのでみんな交 代で先頭を行く。視界も開けてきて塩見岳が断然大きく見える。振り返れば遠くに仙丈ヶ岳、甲斐駒が小さくなっていた。P2719mで休憩していると雪がちらほらしてきた。P2701mを過ぎた辺りでアイゼンをつける。ここから核心部になるのでアイゼンの具合を確認する。北俣岳分岐までは気が抜けない。この辺に来ると風雪に見舞われる。一歩踏み外せば奈落だ。アイゼンの不安要素もある。一歩一歩確実にア イゼンを利かせどうにか分岐に出る。ちょっと安心する。塩見岳まであともう一息だ。塩見岳の東稜は狭くて写真が撮れないので西峰でどうにか記念写真を撮る。

   ここから又も岩稜地帯だ。アイゼン歩行がしんどい。ここの岩稜地帯で2回ほど落石が起こった。1度目はF守さんの頭に当たったように思えたたがかすめたようだった。2度目はmaa3CLの前をかすめた。冷や冷やしながら下る。天狗岩直下の鞍部で休憩するがいつ落石が飛んで来るか分からないのでソワソワしてしまう。

   天狗岩を過ぎて記憶のある登り坂だ。7~8 年くらい前、会に入って間もない時期でしかも3000m 級の雪山も初めての頃この塩見岳につれてきてもらった。塩見小屋辺りからアイゼンを着け、行きにこの坂道で枝にアイゼンを引っ掛け転倒した場所だ。今回は夏道でなく、その脇の雪道を歩いた。ここを過ぎれば塩見小屋だということが分かった。塩見小屋はまだ雪に埋もれ小屋の人が雪をかき出していた。その先でアイゼンを外す。

   ここからはトレースもあり誰もが後は三伏峠の避難小屋で打ち上げだと思っていた。トレース があるから安心だと思ってふるゆきさん先頭で続いてF守さんもどんどん下っていく。尾根通しを下っていくので途中でmaa3CLが呼び止め道が違うここは沢伝いに下っていくはずだというので 分かるところまで戻ろうということになり途中から先頭を歩き道標を見つける。先ほど歩いていたのは塩見新道と書いてあった。今度は間違いないと道標の三伏峠方面に沿って下っていく。途中までは赤布があったがいつの間にかなくなってし まい、途中からmaa3CLがさっき来たような??と言い、ふるゆきさんもさっき3人が雪にはまった跡の付近に来てやっとここが先ほど来たところだと確証する。

   道標に沿って来たのにここに出てくるということは、コースはあっていると言うことでどんどん下っていくことになった。私的には赤布のあるところまで戻りたかったが方向も間違っていないと 言うことで進んでいくと途中で踏み跡が忽然と消える。戻るに戻れないほどに下ってきてしまった。 権左衛門沢に下りてしまったようだ。踏み跡がなくなった辺りにザックを置いて偵察に行くが山道 のようなものが見受けられず、途中の登りやすいところから尾根に取り付く。藪が酷く足ももぐる。 後ろを歩いていても足がもぐる。こんな目に会うなんて。。。夢にも思っていなかった。雨は降っているし、時間も15時前後だ。内心半泣きだった。途中開けたところから尾根に出ようと言うことになり先頭を指名され薮を掻き分け直登する。交代はさせず、稜線付近に辿りつく。暫し休憩した 後もうちょっと尾根に近づくとやっとトレースがでてみんなで歓喜し、maa3CLに先頭を譲る。ただここはどの辺でどこを歩いているのは把握できずひたすら歩くだけだ。気力で進むだけだった。 先頭を歩いていたふるゆきさんが看板を見つける。キャンプ禁止の看板だ。もう直ぐで三伏峠とみんなで思っていたが一向にそれらしきところに出ない。今度はFさんが先頭でガスの切れ間から小屋を発見する。やっとこれで雨から凌げる。。。三伏山を経て 18:00 頃やっと小屋に到着。13時間に及ぶ行動だった。小屋は誰もいなく貸切り。全身びっしょりで隣の部屋で替着する。テントを張ってみんなで潜り込むがmaa3CLぐったりで食事せず横になる。お腹が減りすぎてか疲れすぎたのか 食事も思ったほど食べられず胃が受け付けなった。 6日 天気:雨 今日も引き続き雨の予報で1時間遅らして 6:00 頃出発する。maa3CL、F守さん小屋の左側を進んでしまう。ふるゆきさんが塩川方面の道標を見つけ二人を呼び戻す。今度はトレースがしっかりしていたので鳥倉方面の分岐を見落とさないように注意して下り、分岐も通過しこれで問題なく下山できると思った。

   雪もだいぶ薄くなりアイゼンを外したものの途中から氷結となり再びアイゼンをつける。もうつけることはないと思っていたアイゼン裏を見たらシュリンゲで留めていた結び目が解けていて再度結びなおす。アイゼン付け終わるとふるゆきさんが片方のアイゼンを無くしたような事を言っていて 片足アイゼン下ったが歩き始めて何歩も歩かないうちに転げ落ちる。怪我はなくよかった。maa3CLも片足アイゼンでふるゆきさんを誘導する。アイゼンを外す頃は雪の景色はなくなっていた。その代わり名前は分からないが何種類か小さな花が咲いていた。

   塩川小屋でタクシーを呼ぼうとしたが圏外となり樺沢小屋まで歩くことになる。過去のデーター を参考にするとここまでは来てくれなかったと言っていたが、今回はここまで来てくれたことでホ ッとする。仙流荘までタクシーで 11,000 円ほどかかった。 今回の山行は壮絶な縦走だった。雪山はやっぱり難しい。トレースに惑わされ、テープに惑わされ思い込みに惑わされた。やっぱり地形図で小まめに確認することが一番の早道なのだろう。にも 拘らず今回は地形図のコピーを一枚にテープで留めてしまい雨の中取り出すと滲んでしまうので 取り出すのを止めてしまいmaa3CL、F守さんにまかせっきりにしてしまった。やっぱりみんなで 確認しあうべきだったと反省する。いろいろあったが山はやめられないね。

5/2 天気:晴れ
歌宿(7:00)-北沢峠(8:45)(9:00)-大竜頭(11:20)-小仙丈岳(12:45)-仙丈避難小屋(14:20)幕
5/3 天気:晴れ
小屋(4:45)-仙丈ヶ岳(5:25)(5:35)-大仙丈ヶ岳(6:05)-高望池(9:50)(10:10)-横川岳(13:40)-野呂川越(14:00)-2315P(14:20)幕
5/4 天気:晴れのち曇り
幕(4:45)-三峰岳(10:30)-三国平(11:40)-熊ノ平小屋(12:20)(12: 45)-安部荒川(14:00)-新蛇抜山(15:50)-テンバ(16:00)幕
5/5 天気:曇りのち雨
幕(4:45)-北荒川(6:15)-北俣岳分岐(8:05)-塩見岳東(9:00)-塩見小屋(10:40)-尾根分岐(16:00)-三伏岳(17:45)-三伏小屋(18:00)幕
5/6 天気:雨
小屋(6:00)-塩川小屋(9:25)(9:40)-樺沢小屋(10:15)-仙流壮(11:5 0)-座間駅(17:45)

(40周年記念誌より許可を得て転載)(了)


【3月の例会】

日時:3月09日 19:30~21:30
場所:相模原市大野南公民館
出席:Tatsu(司会)、しんめい(議事録)、なべさん、純、KuriG、ton、ねこ、佐和ちゃん、けい、みず、imo、しんご、Koji、ミスターT、かず、たまのり、Kimi(17名)
見学:2名


【新規掲載の山行ブログ】

◆ 2022.02.22     畔ヶ丸山 (Kimi)
◆ 2022.02.23     金ヶ窪沢アイスクライミング (たけ)
◆ 2022.02.26 – 02.27  城ヶ崎クラック講習 (ふくいち)
◆ 2022.02.27     上荒井沢アイスクライミング (しんご)
◆ 2022.03.05 – 03.06  夢のブライダルベール (しんご)
◆ 2022.03.20 – 03.21  八ヶ岳西面アイスクライミング(南沢大滝小滝、美濃戸周辺) (ふくいち)


おわり

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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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