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【こだま】2023年 6月


もくじ
・こだま寄稿
   熱中できること(ふくいち)
   クライミングと私(続き)(みほさん)
・6月の例会
・新規掲載の山行ブログ


【こだま寄稿】熱中できること
 寄稿:ふくいち
 2023.06.18

 先日、18 年間所有した車を手放した。
長く所有したので沢山の記憶や思い出がある。
その車で走る事に熱中した時の事を書きたいと思う。

 車はホンダのシビックタイプR。1998 年式だから丁度四半世紀前に販売されていた車だ。
車に詳しい方ならご存知だと思うが、タイプRとはホンダがサーキット走行を念頭に作りこんだスポーツモデルを指す。ホンダのHマークのエンブレムが赤いのが目印。この型はシビックの初代タイプRで旧車スポーツモデルとして今でも人気があるようだ。中古で購入した時には黒いカーボンボンネットが付いていた。

富士スピードウェイにて

 シビックの前に買った初めての車がトヨタヴィッツ RS。
普通にドライブしたくて買った車なのに、いつの間にか峠道へ行って走る事が楽しくなっていた。
ただ公道だと思う存分走れないし、危ないから小規模のサーキットに行ってみたところ、思っていたより気軽に楽しめて敷居が低いと感じた。そのうち、より性能の高い車が欲しくなり、シビックタイプRを 2005 年に中古で購入することに。そこからどんどんサーキット走行に嵌ってしまい、大きいサーキットにも行き始めた。

 富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、筑波サーキット、ツインリンクもてぎ、スポーツランド SUGO 他

 元々モータースポーツに興味があったので F1 やスーパー GT 等のレーシングカーが走るコースを自分の車で、自分が運転して走れることが楽しく、熱中した。

出走前 緊張してヘルメットの紐結び忘れ

 物凄い速さで駆け抜ける車、耳を劈く排気音やタイヤが鳴る音、ガスやオイルの匂い、サーキットには刺激が溢れていた。

鈴鹿サーキットにて

 欲が出てくるとラップタイムを短縮したくなり、車を速くするためにホイール、タイヤ、サスペンション、吸排気系、エンジンの CPU、フルバケットシート、エアロ等々のパーツを追加や交換をしていく。1/1 スケールのプラモデルを楽しんでいる感覚だった。縁あってチューニングショップのオーナーさんと懇意になり、試作パーツの恩恵を受けることもできたりした。その一方で車の快適性や乗り心地は悪くなり、恰好がいかつくなっていく。

富士スピードウェイにて

 またドライビングテクニックを向上するため、ドラテク本を読み漁り、関連 DVD を見たり、レンタルカートのレースに参加したり理論と実践を積み上げた。意外にも街乗りの安全運転に繋がる部分があって、普段の運転に少しは役に立ったような気がする。車は急に止まれないことを実感→車間距離をとる、スムーズな荷重移動→同乗者に優しい運転等。

カートのレース

 サーキットの練習走行からステップアップしてタイムアタックイベントや小規模なレース、リレー形式の耐久レースにも参加した。仲間と一緒に走ったり、応援しに来てくれたり、振り返ると楽しい思い出が多い。車を通じて色んな人と出会えた事が良かったと思う。

戦利品の一部

 そんなサーキット走行に熱中した期間も仕事や生活環境の変化から6年位で終えた。
前置きは終えて、ここからが本題。
今自分が熱中しているのは登山であり、特にクライミングが面白い。

クライミングはモータースポーツと共通する部分があるような・・・。
サーキットでの出走前や、クライムオンする前は「ド」が付くほど緊張する一方、やり遂げた後の開放感や達成感、興奮はクセになる。危険でリスクがあることは承知の上で、困難を突破するため懸命になる。ドキドキ、ハラハラ、熱中する理由がこの辺にあるのかもしれない。

小川山にて

 熱中できる何かがあると人生が豊かになるのではないか。自分はそう思う。
これからも安全を意識しながら楽しく登山やクライミングを続けていきたい。

(了)


【こだま寄稿】クライミングと私(続き)
 寄稿:みほさん
 2023.06.20

 クライマーはかっこいい! 私もかっこいいクライマーになりたい! 今もそう思い続けて練習している。

 今年に入ってから、なかなか 10b をオンサイトできず、やっぱり私にクライミングは無理なのではないかと、また振り出しに戻って落ち込んでいたところ、クライミングの記録をつけてみることにした。
 記録に残すことで、何ができたのか、できなかったのか、ポイントはどこか、などを振り返ることができて、少しずつでも成長していることを実感できるようになった。記録をつけることで記憶に残り、そのルートを登るために、どんな練習が必要なのか、考えるようになった。リードで落ちたら降りて、なんでダメだったか考えるようになった。何回も何回も同じルートを登って落ちて、気がつくと、落ちたところまでは、最初に登った時よりもスムーズに登れていることも分かった。

 クラックもワイドもフェイスも、ハングも、どれもクライミングだが、登り方は全く別物だ。別物だけど、共通しているところもあるし、マルチに行くとそのどれもが出てくる場合があり、練習しておいて良かったー! と思うので面白い。

 初めてアルパイン(一ノ倉沢中央稜)に行ったときは、クライミングをやっていたから楽しめたんだなあと感じたとともに、ルートファインディングや、判断力、体力、スピードなど、課題がたくさんあることを実感し、これらの技術が身についたら、また新しい世界が広がっていると確信した。

 私にはチャレンジしたいルート、行きたいマルチルート、経験したいアルパインルートが沢山ある。時間は限られているので、計画してバランス良く練習することが大切だ。これからもこつこつ練習して、いろんなルートを登りたい。

アバタもエクボ 10C RP

WORK ON 11a 課題

(了)


【6月の例会】

日時:06月14日 19:30~20:35
場所:相模原市大野南公民館
出席:みず(司会)、佐和ちゃん(議事録)、なべさん、純、KuriG、tam、史一、しんめい、ねこ、Kimi、ガッツ、みほさん、UTi、ふくいち、もん(15名)

司会と議事録担当

例会後の懇親会

何時もの処


【新規掲載の山行ブログ】

◆ 2023.06.01     相模アルパインクラブ 創立とあゆみ (わたさん)
◆ 2023.06.03 – 06.04  涸沢岩峰群トラバース (みず)
◆ 2023.06.03 – 06.04  南会津・阿賀野川水系阿賀野川鶴沼川二俣川左俣 (Sanae)


おわり

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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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