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入会について

四ノ盾・五ノ盾には届かなかった
- 烏帽子岩左稜線 -

会の小川山廻り目平キャンプ場での岩合宿に2泊3日で参加した。
その中日の8月12日(土) に烏帽子岩左稜線に行くことに。しかし、その日は国産牛交雑種 (F1) ヒレ肉 4kg がキャンプ場に宅配され、夕食のメインはヒレ肉。下山が遅くなりヒレ肉に間に合わない事態は避けたい。取付き付近で明るくなるようにヘッデンでキャンプ場を出発した。

全員初見でヘッドランプでのアプローチだったが割とスムーズに取付きに着いた。着く頃にはヘッデンは不要になっていた。

1ピッチ目(mimi)5:30:トポの 1P+2P 目を繋げて登ったがトポの 2P 目途中でピッチを切った。
2ピッチ目(しんめい):そのままトラバースするとガレ場に出てしまった。どうも違うようだと戻ったりしてルートを探すのに時間がかかり、見つかった時は遅くなり諦めてガレ場を直上とした。結果としてトポの 3P 目を巻いてしまった。
3ピッチ目(佐和ちゃん)7:15:気が付けばトポの 4P 目の取付きにいたが、3P 目と思いロープ 20m 程の長さでピッチを切った。核心手前だったようだ。

3ピッチ目

4ピッチ目(しんめい):トポの 4P 目の残りを登った。
5ピッチ目(mimi)8:20:トポの 5P 目。位牌岩の通過。

5ピッチ目終了点からの位牌岩

6ピッチ目(佐和ちゃん)8:45:トポの 6P 目。
7ピッチ目(しんめい):トポの 7P 目、終了点までロープが少し足りず立木でハンギング・ビレイをした。
8ピッチ目(mimi)9:45:トポの 8P 目、一ノ盾の手前でピッチを切った。

8P 目の階段状のフェース

9ピッチ目(佐和ちゃん)10:15:トポの 8P 目の一ノ盾手前から 9P 目の二ノ盾手前でピッチを切った。

一ノ盾

10ピッチ目(しんめい):二ノ盾手前から二ノ盾を登ってピッチを切った。懸垂用の支点らしきスリング等が見えたので懸垂ポイントと勘違いして短く切ってしまった。ここで後続の若手男性2名パーティーに先を譲った。

二ノ盾のテッペン(三人居ると狭い)

11ピッチ目(しんめい)11:40:二ノ盾のテッペンから、城壁を越え、トポの 10P 目のナイフリッジの途中までロープ一杯でピッチを切る。城壁手前でセットした赤カムが回収できす、全員登った後にクライムダウンして回収した(大きな岩でなかったためか、溝に平な石を入れ、その石を蹴ることでカムが緩み回収できたが、ロープが屈曲する箇所にセットしたのが良くなかった)。

二ノ盾のテッペンの二人(ナイフリッジからの眺め)

ナイフリッジの私

12ピッチ目(mimi)12:50:トポの 11P 目。三ノ盾の手前でピッチを切った。

三ノ盾とリード中の mimi さん

13ピッチ目(佐和ちゃん)13:30:トポの 12P目。ハンドクラックから三ノ盾のピーク前でピッチを切った。

三ノ盾のハンドクラックをリード中の佐和ちゃん

14ピッチ目14:15:トポの 13P 目。ロープをまとめての歩き。
15ピッチ目14:20:トポの 14P 目の懸垂下降。全員懸垂下降して 14:45 となり、ここから更に懸垂下降(下降用スリング残置有り)してエスケープし、15時丁度、地面に降りた(トポの四ノ盾の前の escape と書かれている箇所よりも手前)。

四ノ盾・五ノ盾

四ノ盾、五ノ盾を残してしまったが、16時にキャンプ場に着き、ヒレ肉をキープして風呂に入ることができた。前夜、KuriG さんに「とにかくロープ一杯まで」と助言をいただいていたが、上手くはいかなかった。時間切れとは云え、四ノ盾・五ノ盾まで届かなかったこと、修行が足りないことを痛感した。

途中で先に行ってもらったパーティーは2名で、リードは空身、フォローは大きめのザックを背負って、交替で登っていた。人数の違いはスピードに影響が出るだろうが、「リードは空身」は新鮮に映った。スピードアップとルートファインディング能力向上の課題が残った山行だった。

[メンバー] 佐和ちゃん、mimi、しんめい
[山行日] 2023.08.12(土)

* 文中のトポのピッチは「小川山クライミングガイド」より。

written by:しんめい
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
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様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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