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北岳バットレス
下部フランケ~Dガリー奥壁

梅雨明けに、昨年雨で計画が流れた北岳バットレスに行ってきました。直前の天気予報が良くなかったためか、他のパーティーはおらずバットレスは貸切でした。

バットレス沢出合

白根御池小屋に到着しテント設営後、取り付きの確認に行きました。
C沢を通過すると登山道の右側にケルンが積んであります。その踏み跡を辿るとバットレス取り付きです。

目印のケルン

翌朝3時に出発し、4時半に取り付きに到着しました。

下部岸壁基部

1、2ピッチは、第5尾根支稜を登り、横断バンドに出ます。

第5尾根支稜

3ピッチは、トポでは下部フランケ1ピッチ 10.a とありますが、横断バンドから上はⅢ級位の草付きで、そこを登るとハーケンが沢山打ってあるフェースが見えてきました。
後から聞いた所、そのピッチはルート選択が3つあり、中央が一番難しいそうです。ねこさんは中央のルートをリードしていきました。

4ピッチ目のフェースの後、5ピッチは凹角、6ピッチは凹角からハング下からカンテ上に出ます。
ここで終了点が1つ見えてきますが、もう1つ先の終了点でピッチを切った方が良かったと思います。
その後の7ピッチの草付きバンドが長いトラバースになるため、50m ロープだとギリギリでした。

8ピッチは草付きを登り、9ピッチからDガリー奥壁となります。9ピッチは3段ハングとクラック、10、11 ピッチはスラブとクラックと多彩なルートで高度感もあります。
11 ピッチの終了点が分かりにくく、12 ピッチは、右のチムニーではなく左のフェースを行きましたが、ボロボロのハーケン帯でねこさんはそこが核心となったそうです。
13 ピッチは城塞ハングを抜け無事に北岳山頂に到着し、明るいうちに小屋に戻ることができました。

小屋から見た北岳

初めての北岳バットレスで、ねこさんにほとんどリードしてもらいましたが、次回は自分のリードで行けるよう精進したいと思います。

[メンバー] ねこ(L)、まり
[山行日] 2023.07.23(日) – 2023.07.25(火)

written by:まり
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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