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天国へと続くナメ・米子沢

本来ならばこの10月第一週は、会山行の紅葉縦走懇親合宿を行う予定だった。ところが、メンバーが思いのほか少数精鋭になってしまった。紆余曲折の末、紅葉縦走は中止転進とし、本来は別パーティーであった米子沢の企画にLみずのご厚意により乗っからせていただきました。メンバーは総勢8人。長いものには巻かれろ♪ザイルにも巻かれろ♬

前夜に道の駅に集合して仮眠。翌朝、巻機山登山口の桜坂駐車場に移動するが、さすが百名山。すでに8割くらいが埋まっていた。見渡すと、何パーティーかは沢の支度をしていた。林道を少し歩くと、米子沢入口の看板があった。

序盤のゴーロを抜けると適度に滝が現れる。平水時でしっかりとしたリーダーがいれば、ほとんどの滝が初心者でも登ることができる。だが、上越特有のスラブ滝はスリップすると危険だ。

ときに高巻く。

17m 滝の上はひなたぼっこのできる絶好の休憩スポット。右岸からの支流がさらに滝を掛けていて見事な景観だった。

日蔭沢出合を過ぎると両岸が狭まり、ゴルジュの中に滝や釜が連なる。念のためにロープを出す場面もあったが、緊張感を持ちながら皆楽しく遡行できたと思う。

豪快な2条 20m 滝。意外と簡単に登れる。

<p”>いよいよクライマックスのナメに突入。思わず歓声があがる。できる限り、ゆっくりと歩こう。

振り返れば谷川連峰が。手前のとんがっているピークが上越のマッターホルン大源太山か。ところどころ傾斜が急になっており、滑落して勢いがついたら止めるすべはないだろう。

二俣を左に入り源流部になる。前年同様に完熟木苺の食べ放題を期待していたが、1、2週間遅かったようでガッカリ。赤テープに導かれ、ヤブ漕ぎなしで避難小屋に出た。

時間に余裕があったので、元気ハツラツな選抜メンバー(tonmiyukikanySanaeTatsu)は巻機山へ PH を楽しむ。前夜寝不足の私はお昼寝タイム。

関東の沢登り愛好家にとっては、知らない人はほぼいないといわれる上越・米子沢。事故が多いという事実はあるが、その魅力はハイシーズンでも好天に恵まれた日にこそ最大に発揮される。写真や映像などでは、とても伝えきれないのではないかと思う。

下山後は温泉で汗を流してから、食材とビールを買い込み、河原のキャンプ場にて後泊。実質上の懇親合宿となっていた。宴は夜更けまで続き、翌朝解散帰京した。

[メンバー] みず(L)、ton、miyuki、kany、Sanae、Tatsu、mimi、ガッツ
[山行日] 2022.10.01(土)

written by:ガッツ
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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