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ジャンダルム〜大キレット

ジャンダルム〜大キレット


そのうち行きたいと思っていたジャンダルムと大キレット。時間が取れたし、折角なので縦走することにした。今回は西穂高から奥穂高→槍ヶ岳に向かうルート。新穂高温泉からロープウェイを使い、西穂山荘で一泊してから向かうことにした。

<1日目>
新穂高温泉の無料駐車場に止める。日曜日の午後だったせいかほぼ満車状態。
幸い最上段に止められるスペースがあった。意気揚々と乗り込むが、既に積乱雲が迫っていた。
西穂山荘まであと10分のところで雷雨に見舞われてしまった。




いったん雨が止んだのでテントを設営。落ち着いたところで一杯頂いた。


<2日目>
西穂山荘の情報だと2日目は晴れる予報だったが、夜明けはまだガスっていた。
それにしても夜中に近くで何発か落雷があったのは怖かった。

西穂独標辺りから気温が上がってきたためか次第にガスが抜けてきた。
独標ではブロッケン現象を見ることが出来た。


独標から先は難易度が上がるので、気をつけて歩いた。







間ノ岳手前のガレ場はとても歩きづらかった。浮き石が多いので、落石には十分注意した。




間ノ岳から30分程歩くと逆層スラブに到着する。登りで取り付いたが、途中まではしっかりホールドがあって鎖もあるので、難しさは感じなかった。逆層スラブから少し上ったところが天狗ノ頭。






天狗ノ頭から激下りしてコブ尾根の頭に登り返す。ここで相当体力を削られた。






ようやくジャンダルムが見えてきた。ようやくここにたどり着いたのかといった感じ。
ただ、山荘まではまだ距離がある。




奥穂高岳に向かう。振り返るとどこを通ってきたのか分からないようなルートを通ったが、手足はしっかりかけられるので問題はなかった。ロバの耳は下りで取り付いたが、足をかける場所が見づらくて苦労した。



難関と言われる馬ノ背。ここの限らないが高度感に慣れていた方が良いかなと思った。
10cm位のフットホールドをトラバースするが、手足のホールドはしっかりあるので難しさはなかった。下りで取り付く場合は難易度が上がるかも。




馬ノ背から先は奥穂高岳〜穂高岳山荘。
いつの間にか雲が出てきたが、一日天気がもって良かった。





<3日目>
前日飲み過ぎたため1時間遅れて出発。
遅れたのでゆっくり日の出を見ることが出来た。



涸沢岳から先は難易度が高いと聞いていたため、朝露にも注意しながら歩いた。
今回2回目のブロッケン現象を見ることが出来た。






北穂高岳から先はいよいよ大キレットへ取り付き。
しばらく下ってA沢のコルからHピークへの登り返し。
下りは気をつける箇所があったが、登りは難しい箇所はなかった。







Hピークから先は難易度はぐっと下がったように感じた。
ただ、南岳までは登りなので体力は削られた。







南岳小屋で水補給を兼ねて休憩。
この先危険箇所はないけど、まだまだ距離はある。








やっと山荘にたどり着いた。
槍ヶ岳はガスガスだし、山荘の掲示板には翌日晴れ予報と書かれていたので、
翌日登ることにしよう。



<4日目>
夜明け前から登って、良い場所を確保して御来光を望みます。









御来光を望んだので、雨が降る前に下山。











4日ぶりのお風呂。このあとはラーメンを食べよう。


4日間十分に満喫しました。初日から雷雨に当たり心が折れそうでしたが、それ以降は晴天が続いたので良かったです。朝早くは岩に露が付いていることがあるため注意が必要でした。今回は西穂高岳から槍ヶ岳のルートでしたが、難しいと思ったのはロバの耳でした。下りで取り付くため、足のホールドを探しながら降りましたが、足下が見づらい箇所があり苦労しました。それ以外は気をつけていけば難しく感じる箇所はありませんでした。いずれは逆ルートからも行ってみたいと思います。

[メンバー] たけ、非会員(1)
[山行日]2021.08.01(日) – 08.04(水)

written by:たけ
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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