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秋晴れの阿弥陀北稜

私にとって冬季バリエーションは未知の世界であり憧れ。「まずは冬季バリエーションの入門ルートとして知られる阿弥陀北稜を目標にしてみよう。それならば無雪期に一度歩いてルートを確認してみたい。」それをみずさんにお話をしたところご一緒してくださると快諾いただき、ふくいちさん、kanyさんも参加でメンバーは4人になりました。

まずは前日に広沢寺でロープワークの確認。
先客のパーティが大人数だったりヤマビルの洗礼を受けたり明日があるので軽くではありましたが、初心者の私にとって少しでもトレーニングできる機会をいただけるのはとにかくありがたい。マルチピッチルートを2、3本登って無事にロープワークの確認を終え、そのまま4人で八ヶ岳に向かいました。
当日は美濃戸口を4:25に出発。陽が出る前の八ヶ岳はもう寒い。

行者小屋に到着し朝日に輝く阿弥陀岳にご挨拶しながら小休止。

阿弥陀北稜の取り付きまでもうひと踏ん張り。

この草付きで登山道を離れ、阿弥陀北稜へ。
登ってすぐのガレ場は岩が剥がれやすいので落石注意。

第1岩峰に到着。ここでいよいよクライミング装備の準備。

今回は50mシングルロープで、みずさんと私、
ふくいちさんとkanyさんで組み登攀しました。
1ピッチで第2岩峰の下まで。

次に現れる第2岩峰。

第1岩峰、第2岩峰共、下から見上げると高度感も伴ってドキドキでしたが、登山靴でも登れる安定したガバ足です。とはいえ私にリードする度胸はなく、2ピッチともみずさんとふくいちさんがリード。
2ピッチ目は第2岩峰を登りハイマツ帯で木を支点に取りました。ここでロープを解除。
あとはハイマツとシャクナゲを掻き分けながら踏み跡を辿って山頂へ。
冬はここが全部雪の下になるのだけど、無雪期は枝に絡まったり掴んだハイマツの液で手がベトベトになったりで違う意味で大変(笑)

「それにしてもこんな垂直の岩に雪が付いたら登れない」という私に、「垂直の岩には雪はつかない」と経験豊富なみずさん。岩は分かるので、その岩に慎重にピックとアイゼンを効かせて登攀するとのこと。
なるほど!次はこのルートをイメージしながらアイゼントレをしなくては。

阿弥陀岳山頂から赤岳

天気に恵まれ八ヶ岳ブルーと雲海と紅葉も堪能出来た今回の山行。
条件はとても良かったけれど、それでも歩くのは必死でした。
冬山になったらもっと重たい装備で雪を歩く体力が必要ということも痛感し、まだまだ努力が必要と感じたトレーニングとなりました。

[メンバー]みず(L)、ふくいち、kany、miyuki
[山行日]2022.10.23(日)

written by:miyuki
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会員は相模原・厚木エリアを中心に、
町田、横浜、大和、座間、海老名、八王子に在住し、
様々な登山ジャンルで活動している地域山岳会です。

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